窪塚愛流&蒔田彩珠、生き方のお手本となっている存在を語る「全部教えてくれたのは家族だなって思う」 映画『ハピネス』単独インタビュー

2024年5月17日(金)12時0分 ABEMA TIMES

 15歳でスクリーンデビューし、映画やドラマなど着実に出演作品を重ねる澄んだ瞳が印象的な俳優・窪塚愛流。是枝裕和監督作品の常連として存在感を放ち、近年も話題作への出演が続く俳優・蒔田彩珠。いま注目の若手俳優2人が主演を務めた、映画「ハピネス」が5月17日(金)から公開となった。

【映像】自分の家族について語る、窪塚愛流と蒔田彩珠

 嶽本野ばらの同名小説を実写化したこの映画は、医者から余命1週間と告げられ、残り少ない日々を命の限り輝かせようとする女子高校生・由茉と、そんな彼女の夢を全力で支えようと奔走する“僕”・雪夫の物語。雪夫役の窪塚愛流と、由茉役の蒔田彩珠が、映画「ハピネス」についての魅力を語ってくれた。

 窪塚愛流(以下:窪塚):今回は自分の役よりも由茉のこと考えていた時間があり、お風呂入っている時も、トイレにいる時も、寝る前、そして朝起きてもずっと由茉のことを考えていたからこそ雪夫でいられたのかなっていうことはすごく思う。
 蒔田彩珠(以下:蒔田):自分の余命が1週間というのは想像しても、やっぱりわからない事なので、現場に入って、ほかのキャストの皆さんとその1シーン、1シーンで作り上げていくしかないなと思って挑んだ。

——お二人は、実年齢も近くて、今回同級生でかつ恋人役ということでどうでしたか?

蒔田:息ピッタリだったよね。

窪塚:息ピッタリでしたね。もう文句なしだと思います。

蒔田:文句なし。そうですね。愛流くんは、劇中では由茉にまっすぐなように、現場では自分の役にまっすぐになっていたので、その集中力がすごいなと思いながら見ていました。

窪塚:本当ですか、うれしいですね。
——映画では、運命を受け入れ、残りの日々を“自分らしく生きる”と決意した由茉が、憧れのロリータファッションに挑戦。由茉を演じた蒔田さんも初めての挑戦だったといいますが…?

蒔田:最初はちょっとふだんあまり着ないので、恥ずかしさもあったんですけど、でもこう、ずっと着ていると馴染んできて、着るのが楽しみになっていました。

窪塚:すごいお似合いでしたよ。今まで見たロリータファッションを着ている方で一番似合っていました。

蒔田:(笑)。

 映画には橋本愛山崎まさよし吉田羊など実力派俳優が集結。窪塚はある場面の撮影で、由茉の母親役・吉田羊の演技に「圧倒された」と振り返った。
窪塚:あるシーンで、僕のことを抱きしめてくれたシーンがあったんですが、芝居で涙するのって僕はまだあまり慣れていなくて。若干構えて臨むことが多いんですけど、吉田羊さんに触れられると自然に涙があふれてきた。指先までちゃんと気持ちが込められていて、それがちゃんと僕の心に届くっていう。その“芝居力”というか、本当に圧倒されました。

 高校生2人の青春ラブストーリーでありつつ、こんな風に生きられたら…と勇気をくれるような、自分らしく生きることの大切さ”を描いたこの作品。映画にちなみ、最後にこんな質問も…。

——お二人は“まっすぐ生きる”生き方として、お手本になっている人はいますか?

窪塚:僕は父親(窪塚洋介)と母親ですね。一番は素直に思っていることを伝えてくれる。自分の基盤となる、僕はすごく人に感謝をすることと、何事も楽しむことを忘れずに生きてきているんですけど、それが僕の真っすぐっていう生き方で、それを全部教えてくれたのは家族だなって思います。

蒔田:私もやっぱり家族ですかね。このお仕事をしていて、やっぱり好きなことを好きなようにやりなさいって、最初にしてくれたのはやっぱり両親なので、そこは受け継いで、好きなことに真っすぐ生きているかなって思います。

(『ABEMA Morning』より)

ABEMA TIMES

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