筒井真理子、主演女優賞受賞 「自分自身は個性がない」役者を続ける理由とは【第33回日本映画批評家大賞】

2024年5月22日(水)22時4分 モデルプレス

「第33回日本映画批評家大賞」授賞式典に出席した筒井真理子(C)モデルプレス

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【モデルプレス=2024/05/22】女優の筒井真理子が22日、都内にて行われた「第33回日本映画批評家大賞」の授賞式典に出席。主演女優賞受賞を受賞した心境をコメントした。
◆筒井真理子、主演女優賞受賞に喜び
映画『波紋』(2023年)で主演女優賞を受賞した筒井。トロフィーを受け取ると「賞をいただくためにお芝居をしたことはありませんが、賞をいただくと嬉しいですね」と笑顔を見せ、「本当に心から映画を愛している方々からこのような賞をいただきまして、心からと光栄に思います」と喜びを語った。
また、同作の撮影期間について「信頼できる監督と、素晴らしい共演者の方々と、緊張感のある中で毎日楽しい日々だった」と回顧。「こうやってまた1年以上経って、世界が大変な時に平和な日本でこうやって皆さんと、この会場に来てくださった方々に祝福していただいているということが本当に心からありがたいなと思います」と感謝を伝えた。
選考委員から「立ってるだけで面白いことをやってくれそうな女優さん。いつも期待して観ている」と称賛の言葉を受けると「自分自身は個性がないと思っているので、役に溺れたいといつも思ってます」と告白。「役を探っていく作業がとても楽しい」と続け、自身とは離れた役を演じる時などに「ちっぽけな自分の脳みそが『こういう気持ちなんだ』ってなった時に、メリッてちょっとだけ大きくなったような気がするんです。それがとっても幸せで素敵な瞬間で続けている」と役者を続ける理由を語った。
なお、プレゼンターとして登場したのは同作で筒井の息子役を演じた俳優の磯村勇斗。磯村は今回の授賞式では映画『月』で助演男優賞を受賞した。
◆「第33回日本映画批評家大賞」
1991年に水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子といった当時第一線で活躍した映画批評家たちによって設立された映画賞「日本映画批評家大賞」。33年の歴史を数えた本年は、「進化し続ける力」をテーマに授賞式を行い、映画批評家たち選考員の独自の視点によって厳密に選定した17賞を19組に授与する。(modelpress編集部)
◆「第33回日本映画批評家大賞」受賞者一覧
作品賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)
監督賞:荻上直子監督『波紋』
主演男優賞:東出昌大『Winny』
主演女優賞:筒井真理子『波紋』
助演男優賞:磯村勇斗『月』
助演女優:新垣結衣『正欲』
ドキュメンタリー賞:『ライフ・イズ・クライミング!』(中原想吉監督)
アニメーション作品賞:映画『窓ぎわのトットちゃん』(八鍬新之介監督)
新人監督賞:金子由里奈監督『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、工藤将亮監督『遠いところ』
新人男優賞(南俊子賞):アフロ『さよなら ほやマン』、黒崎煌代『さよなら ほやマン』
新人女優賞(小森和子賞):花瀬琴音『遠いところ』
脚本賞:上田誠『リバー、流れないでよ』
編集賞(浦岡敬一賞):今井大介『#マンホール』
撮影賞:芦澤明子『スイート・マイホーム』
松永文庫賞(特別賞):八丁座
ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):木野花『バカ塗りの娘』
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):小林薫『バカ塗りの娘』
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