「ファンはライバルで、戦友です」──クマリデパート小田アヤネの“ライブで戦うアイドル観”

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　アイドルグループ・クマリデパート赤色担当の小田アヤネが、新アルバム『かなでぱ！』が5月27日にリリースされたことを受けて、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。明かしたのは、“少年漫画的アイドル観”。「ファンはライバルで、戦友」。全力の笑顔の裏にある本音に迫った。（「推し面」取材班）

　「ライブでは、ファンの皆さんをライバルのように感じていて。互いに高め合っていく感覚というか。少年漫画みたいな関係が理想なんです。『HUNTER×HUNTER』のように、バチバチしながらも共に戦うような関係性がすごく好きで、そんな関係をファンとも築きたいなと思っています」

　ファンは応援してくれる存在であると同時に、共にステージを作り上げる“戦友”。この考えを最優先にしているところが「自分の強み」だと胸を張った。

　アイドルを志したのは、幼稚園時代。アニメに出てくる二次元アイドルに憧れた。高校生で「自分の人生を楽しいものにしたい」と本格的に決意し、数々のオーディションを経て、クマリデパートの2期生として加入。未経験からのスタートだったが、今では活動7年目。メンバーカラーの赤色と同じように、誰よりも情熱を持ってステージに立ち続けている。

　素顔はアニメや漫画好き。しかも年の離れた兄姉の影響で、昭和後期から平成初期に流行った作品に惹かれているため「同世代とはあまり話が合わない」と笑う。特に好きな作品として挙げたのは『シティーハンター』『新世紀エヴァンゲリオン』。ちょうどリアルタイムで見ていたファンからは「小田ちゃん実は40代なんじゃない？」って言われます」と冗談交じりに語るが、世代を超えた“共通言語”として大切にしている部分でもある。

　ステージという“戦場”に全力の笑顔で臨む。それに観客も全力で応える。ファンと共に高め合うことが成長の糧になる。それが小田アヤネというライブアイドルの生き方だ。