『この世界の片隅に』8月1日より再上映決定 描き下ろしキービジュアル解禁
2025年5月29日(木)12時0分 シネマカフェ
『この世界の片隅に』© 2019こうの史代・コアミックス / 「この世界の片隅に」製作委員会
本作は、戦時下の広島・呉を舞台に、日常の中で小さな幸せを見つけながら生きる女性・すずを描いたこうの史代による同名漫画を原作とした長編アニメーション映画。
公開当初は63館でのスタートながら、累計動員数210万人、興行収入27億円を突破し、社会現象となった。さらに、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞など数々の賞を受賞し、国際的にも高く評価された。
すずの声を演じたのんは、「毎日が愛おしくなります。この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください」とコメント。
原作のこうの史代は「映画に関わる皆様が強く育て、高く羽ばたかせてくれました。感謝でいっぱいです!」と述べた。
監督・脚本の片渕須直は「この映画が最初に公開されてから9年。世界は戦争から逃れられないでいます。すずさんがそこで暮らしていたささやかな世界の片隅を、そのかけがえなさの意味を、もう一度感じてみたいと思います」と上映への思いを明かした。
この度公開された描き下ろしキービジュアルは、昭和20年8月、主人公・すずが運命の瞬間を迎える特別な一場面を切り取ったもの。大切なものを失ったすずの頭に優しく添えられた手が、見る者の心に深い余韻を残す。すずは、なにを思いなにを見つめているのか…。見る者の心にそっと問いかけてくる、印象的な1枚となっている。
主人公すずの声:のん コメント
『この世界の片隅に』で北条すずさんの声を演じました。のんです。
すずさんは、絵を描きます。美味しいご飯を食べます。家の仕事をしたり、家族で出かけたり、デートしたりします。
日々を過ごしていく中で、現代の日本との違いが浮かび上がってくる。そして、見ていくうちになんでもない日常の幸せに心が溶けていくような心地になりました。毎日が愛おしくなります。
この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください。
原作:こうの史代 コメント
描いた時は、細くとも永く親しんでもらえるといいな、と思っていました。
映画に関わる皆様が強く育て、高く羽ばたかせてくれました。
今はただ頼もしく、誇らしく見守るばかりです。
感謝でいっぱいです!
監督・脚本:片渕須直 コメント
戦時中という時代の中に生きた人々を理解したくてこの作品を作りました。あの日々から80年。そこから地続きに連なる世界に私たちも生きています。すずさんも100歳になって、どこかで暮らしつづけているのかもしれません。
この映画が最初に公開されてから9年。世界は戦争から逃れられないでいます。
すずさんがそこで暮らしていたささやかな世界の片隅を、そのかけがえなさの意味を、もう一度感じてみたいと思います。
『この世界の片隅に』は8月1日(金)よりテアトル新宿、八丁座ほか全国にて期間限定上映。