『アンメット』野心家の医師・綾野、実家が「借金8億」判明 視聴者「ごめんなさい」
2024年5月30日(木)18時52分 オリコン
講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を実写化。“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が患者を全力で救い、自身も再生していく医療ヒューマンストーリーで、消えた2年間の記憶をめぐるミステリーも見どころ。
前回の第6話では、ミヤビに処方されていた抗てんかん薬をめぐり、三瓶(若葉竜也)が大迫教授(井浦新)と対立。薬の量を増やしたことで、ミヤビに前夜食べた「豚足」の記憶が戻った。第7話は、医療スタッフたちがいきつけの居酒屋「たかみ」の主人・高美武志(小市慢太郎)の嗅覚に変化がみられ、検査の結果、脳に髄膜腫(ずいまくしゅ)が見つかる…というストーリーだった。
そうした中、綾野は三瓶のライバルとも言えるキャラクター。最新のカテーテル手術を得意とし、関東医大病院で大迫教授(井浦新)や権力者の西島会長(酒向芳)に気に入られ、西島会長の孫娘・麻衣(生田絵梨花)と“政略結婚”を目論むなど、野心家として描写されてきた。
※以下ネタバレあり
しかし前回、巻き込まれる形でミヤビの再検査に協力し、大迫教授に歯向かう形となった。第7話でミヤビに新たな症状が出たことから、綾野は大迫教授に「申し訳ありませんでした。僕まで大迫教授を疑って勝手なことをして」と謝罪し、頭を下げた。
西島家の食事シーンでは、綾野家をめぐる不穏な言葉が飛び交った。西島会長は「(厚労省が)本当に回復期にしてくれるのかって毎日電話してくる。うわはっは」と高笑い。麻衣が「どういうこと?」と聞くと、「綾野病院」で綾野の父が尽力する過疎地医療をやめさせ、80床すべてを回復期病床とすることで、厚労省の意に沿う計画が明かされた。「そうしないと綾野病院は潰れちゃうよ」「借金8億もあるからね」とさらり。
綾野は実家に帰る様子も描かれた。父と対立し「これからの患者に必要なのはカテーテルみたいな最新医療だよ」と言い合う、かつての綾野の姿が交差。また、綾野の知らない間に実家には麻衣から手紙が多数届いていたことも分かり、政略だけではないそれぞれの胸の内が透けて見えた。最後には、綾野に対して麻衣が「私たち結婚するのやめよう」と切り出した。
視聴者からは、SNSなどで「最初なんだこいつ!ミヤビに近づくな!って思っててごめんなさい」「ミヤビちゃんと三瓶先生の雰囲気も好きすぎるけど、綾野先生ともいい感じになって欲しい」「ラストには綾野先生と麻衣さんが家の事とか関係なく向き合えて幸せになって欲しいな…って思います」など、多数の感想が寄せられている。