市川團十郎、大阪で“ライオン”になる決意 長男・新之助を「突き落とす」

2024年5月31日(金)16時57分 オリコン

『市川海老蔵改め 十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台 十月大歌舞伎』取材会に出席した市川團十郎 (C)ORICON NewS inc.

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 大阪松竹座『十月大歌舞伎』として実施される『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台』(10月10日〜26日)に向け、市川團十郎白猿(46)が5月31日、大阪市内で取材会に出席した。

 十三代目の團十郎、長男で八代目の市川新之助(11)の襲名披露興行は、2022年11月に東京・歌舞伎座で幕を開けて以来、2年にわたり各地で好評を博してきたが、大阪で大千秋楽を迎える。演目は、昼の部で二代目の團十郎が現在の大阪で初演した『雷神不動北山櫻』、夜の部は襲名披露『口上』、そして『連獅子』を予定する。

 『連獅子』は、獅子の子落とし伝説が題材。親に蹴り落とされても力を振り絞ってはい上がるという子のけなげさが涙を誘う。当代の團十郎は、二代目が「大阪で大当たりをして喜ばれた」歴史をひもとき、新之助との『連獅子』を大阪までやらなかったと説明。

 その上で「ライオン(獅子)が崖から突き落として、死んだら終わり。戻ってきた子獅子を喜んで迎え入れる」と内容に触れ、新之助への向き合いを「今回はほっとこうかな、突き落とすというような作業」と表現。「彼がどういうふうに受け止めて、はい上がってくるか」と期待を寄せていた。

オリコン

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