ジョージ・フロイドさんの事件受け、アメリカで『黒い司法 0%からの奇跡』が無料レンタル

2020年6月3日(水)12時30分 シネマカフェ

『黒い司法 0%からの奇跡』 (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

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5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察に首を膝で押さえつけられ、窒息死した。この事件以降、全米で人種差別に対する抗議デモが拡大している。

レディー・ガガビヨンセなど影響力の大きいセレブが声を上げ、ライアン・レイノルズ&ブレイク・ライヴリー夫妻が全米黒人地位向上協会に20万ドルを寄付するなど、金銭的な支援を表明するセレブも少なくない。

2日の火曜日には音楽業界が「仕事から離れて私たちのコミュニティーとつながろう」という趣旨のストライキ「ブラックアウト・チューズデー」キャンペーンを呼び掛け実施。賛同したリアーナアリアナ・グランデらがSNSに「真っ黒な画面」を投稿した。

映画業界は、2019年公開の『黒い司法 0%からの奇跡』をアメリカ国内で全てのデジタル・プラットフォームで無料レンタルできるようにした。同作の公式ツイッターは「私たちは物語の持つ力を信じています。『黒い司法 0%からの奇跡』は、私たちの社会を悩ます制度化された人種差別を学びたいという人たちにとって、手助けとなるはずです」とつづり、今月中は無料でレンタルできることを伝えた。

同作は黒人弁護士のブライアン・スティーヴンソンが書いたノンフィクション「黒い司法−黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う」を映画化したもの。ブライアンが冤罪で死刑宣告を受けた黒人被告人のために奮闘するという物語で、マイケル・B・ジョーダンが主演を務めた。

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