『返校』ゲームを彷彿とさせる衝撃シーン入りR15+特別予告、web限定解禁
2021年7月14日(水)17時0分 シネマカフェ
この度解禁された特別予告編では、劇場で流れている通常の予告編とはテイストが異なり、ゲームでのアイテムやシーンを中心に、衝撃的なシーンの連続で緊迫感あふれる内容が満載。
主人公のファン・レイシンが目を覚ますと、そこは雨音が聞こえるだけの暗闇の教室。ロウソクに火を灯し、稲妻が鳴り響く廊下を歩くと、後ろから声をかけてきたのは、“秘密の読書会”のメンバーである男子学生のウェイ・ジョンティンだ。「皆はどこへ行ったんだ」と校舎を彷徨う2人。そのとき、突如顔のない女性が現れる。逃げ惑うファンとウェイ。そして、外では読書会の仲間が、不気味な何者かに襲われている——。
死体がぶら下がる部屋、麻袋を被った生徒が並び、全員で拍手をしている体育館。そんな背筋が凍るようなシーンが続き、「国に殺される!」という声が響きわたる。「どうしてこうなった?」。耳を塞いで、絶叫するファンの叫び声の後、シーンは一転、息を潜める2人を何者かが少しずつ追い詰めていく。
「ゲームの映画化で最も見たくないものは、原作であるゲームの精神に忠実でないものです」と言うのは、本作の監督ジョン・スー。「その形やスタイル、さらに物語の構造でさえ変えても良いと思いますが、私を含む世界中の多くのゲーマーが心を動かされた『返校 -Detention-』というゲームの持つ、感情の遍歴というテーマは映画に盛り込まれなければなりません。それが私にとって最も重要なことでした」と語る。
ゲーム発祥の地・台湾では、映画の公開後3日間の興行収入が6770万台湾元(約2億3500万円)に達するなど、2019年台湾映画の興行収入の首位に立つ作品となっている。
『返校 言葉が消えた日』は7月30日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。