横浜流星「何度も救われました。出会えて良かった」 ダブル主演の佐藤浩市に感謝

2023年7月19日(水)23時15分 シネマカフェ

横浜流星、佐藤浩市「春に散る」完成披露試写会

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佐藤浩市横浜流星が7月19日、都内で行われたダブル主演作『春に散る』の完成披露試写会に出席。横浜さんは「何度も救われました。浩市さんに出会えて良かった!」と熱い言葉で、大先輩の佐藤さんに感謝を伝えた。

沢木耕太郎の同名小説を原作に、ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。佐藤さんと横浜さんは、劇中で師弟関係を演じている。横浜さんは「ともに再挑戦する戦友として、疑似家族のような、新しい関係性が表現できた」と確かな手応え。そして、「常に心の拠り所で、何があっても味方でいてくれて、何度も救われました。浩市さんに出会えて良かった!」と佐藤さんに対し、あふれる思いをぶつけた。

そんな“弟子”の言葉に、佐藤さんは「好感度をあげてくれて、ありがとう」と照れくさそうな表情。横浜さんが、ボクシングのプロテストを受験し、C級ライセンスに合格したことが話題に挙がると、佐藤さんは「撮影中から、『挑戦してみたら?』という話があって、本人をその気にさせていた。周りがね」と秘話を披露。「本当に受験するとは。ビックリしたし、『良し!』とも思った」と後輩のチャレンジに、賛辞を送った。

劇中では、二人が激しくミット打ちに勤しむシーンもあり、佐藤さんは「この男のパンチが重くてね」としみじみ。これに対し、横浜さんは「浩市さんが『気にせず、本気で来い』って言ってくださったので、逆に(力を)抜くのは失礼かなと思った。信頼関係がないと難しいですが、すべてを受け止めてくださった」と改めて敬意を表していた。

完成披露試写会には、共演する橋本環奈山口智子、瀬々敬久監督(『ラーゲリより愛を込めて』)が出席した。ヒロイン役の橋本さんは、叔父を演じる佐藤さんと初共演し「初日はすごく緊張しました。怖い方かと思っていて、すっごくピリピリした現場なのかなと」と回想。実際は「全然そんなことなくて! 印象が180度変わった」といい、当の佐藤さんは「たいがい、そう思われる。逆にしゃべり過ぎて嫌われている(笑)」と苦笑いだった。

また、亡き父からジムを受け継いだ会長役で、実に27年ぶりの実写映画出演を果たした山口さんは、「浩市さんラブですからね。俳優として、尊敬している大好きな浩市さんと絶対にご一緒したかった」と本作出演の決め手を明かしていた。

『春に散る』は8月25日(金)より全国にて公開。

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