コットン、準優勝から2年ぶりのKOC決勝「リベンジするときが来た」 劇場最優先でコント力に磨き
2024年10月7日(月)10時0分 マイナビニュース
●準優勝後テレビ出演増で多忙も「劇場の数を減らしたことはない」
“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2024』の決勝が、12日(18:30〜21:56)にTBSで生放送される。準優勝した2022年以来、2年ぶり2回目の決勝進出を決めたお笑いコンビ・コットン(西村真二、きょん)に意気込みを聞いた。
今年も『お笑いの日』(12日14:00〜21:56)のフィナーレとして開催される『キングオブコント』。決勝進出を決めたのは、cacao(初)、ダンビラムーチョ(初)、シティホテル3号室(初)、コットン(2)、ニッポンの社長(5)、ファイヤーサンダー(2)、や団(3)、ラブレターズ(5)、隣人(2)、ロングコートダディ(3)の10組(エントリーナンバー順、カッコ内は決勝進出回数)。史上最多エントリー数3139組の頂点に立ち、17代目キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。
——決勝進出が決まった心境をお聞かせください。
きょん:めちゃくちゃうれしいです。去年悔しい思いをしたので。本番で小道具のミスがあって、1年間悔いが残っていたので、そういったところも慎重に今回は表現できて結果が結びついたと思っているので、ノーミスで気持ちよく楽しく、肩の力を抜いてできてよかったです。
西村:2年前のリベンジをするときが来たという思いです。僕らの周りには一生(2022年の優勝者)ビスケットブラザーズがこびりついているので(笑)。目の前で紙吹雪が舞って、浜田(雅功)さんが「ビスケットブラザーズ!」って高々と言っていたのが、走馬灯じゃないですけど、たまにふと。あの分岐点が大きく、今回は呼ばれる側に回りたいという思いで準備してきたのでうれしいです。
——2年前の決勝から自分たちがパワーアップしたと感じている点は?
きょん:初めて決勝に行かせてもらったとき、僕は女装を2本やらせてもらったんですけど、今回それとはまた違う憑依芸が見せられるかなと。そこの幅がパワーアップしていると思います。
西村:2022年をきっかけにテレビとかいろいろ出させてもらえるようになったんですけど、あの日から劇場の数を減らしたことはなく、どんなに忙しくても劇場を優先してきたので、劇場力、コント力はさらに磨きがかかっているし、そこに2回目という経験値もあるので、それがうまく融合されたらいいなと。前回は初出場でがむしゃらに準優勝を勝ち取りましたが、今回は冷静に優勝を取りに行きたいなと思っています。
——優勝への期待もあり、プレッシャーもあったと思いますが、そこをはねのけて決勝に行けたのは、ずっと劇場に立ってきたという自信が大きいのでしょうか。
きょん:劇場かもしれないです。吉本は劇場が多い部分、劇場の舞台数は相当だと思うので、吉本さんに恵まれた環境を与えてもらったなと思います。また、いろんな仕事が増えて、とんでもなく緊張することも多くなりましたが、そういった壁を乗り越えてきて、一個一個が自信につながったのかなと思います。
●優勝への強い思い「あの頂は取りたい」 優勝後に実現したいことも
——2年前とは忙しさが全く違うと思いますが、大会に向けての準備や戦い方に変化はありますか?
きょん:ネタは西村さんが全部やってくれているので、あとは僕が120%ぐらいのパフォーマンスを出すということを考えています。
西村:時間が空くたびに喫茶店にこもるということができなくなりましたが、大阪で出番があって新幹線に2時間半乗れるとなったら、2時間半ネタを考えられるんだというマインドに変わり、移動時間が楽しくなったというか、いい時間の使い方をしていたかなと思います。そして、劇場に着いて彼に投げて、彼がバーンとやってくれるという、すごく連携がとれた1年だなと。ずっと劇場に立たせてもらって、片時もコントから離れることがない環境を作ってくれた吉本に感謝ですし、でっかい仕事やかわい子ちゃんに会う仕事もありましたが、『キングオブコント』優勝に代えられるものはないので、やっぱりあの頂は取りたいなと。その情熱を常に燃やしながら……真っ赤なメラメラとした炎ではなく、1回準優勝しているからこそ冷静な青い炎を燃やしながら1年間やってきました。
きょん:準優勝させてもらった次の年は、ロケで神社巡りに行ったときも「『キングオブコント』絶対優勝するぞ!」って肩の力がガンガン入っていて、それをそのまま準決勝に持っていってしまいましたが、今年は楽しむといういいベクトルで行けたのかなと思います。
——決勝進出を決めたほかの9組を見た感想をお聞かせください。
きょん:仲良しのメンバーだらけで、同期が4組いるので、マウント取られないようにぶっ倒したいです(笑)。当日までの調整でどれだけさらにパワーアップできるかによって自信も変わってくると思うので、さらに自信をつけて頑張りたいです。
西村:誰かより勝るとか、誰かより劣るとかはなく、その日、自分たちのパフォーマンスが一番できて、且つ、会場のお客さんとの相性と、審査員の心に届いたかどうかが大事だと思うので、自分たちのパフォーマンスを120%でやれるような準備をしていきたいなと思います。優勝できたらうれしいなという気持ちではなく、優勝を取りに行くという気持ちなので、夢見話にはしたくないなという思いで頑張りたいです。
——2年前に準優勝されてからテレビでも大活躍ですが、優勝したらどうなりたいと思い描いていますか?
きょん:次の目標としてゴールデン番組のMCをやってみたいです。西村さんが回せるので、MCをやらせていただくこともありましたが、深夜の時間帯が多かったので。
西村:テレビは良くも悪くも水物だと思っていて、ロングセラーなタレントになりたいという土台にあるのは劇場だと思っています。どれだけ売れてもいまだにネタをし続ける千鳥さんや麒麟さんを見ていてかっこいいなと。タレントに振り切るのではなく、ずっとネタをやる芸人でいたいので、優勝したら47都道府県を回る全国ツアーをやりたいです。1年ぐらいかけてゆっくりと、四季の移ろいを全国で感じながら、うまい飯を食って次の日休みにして、そういうコント行脚、コント全国ツアーを。もちろんテレビも頑張りたいですけど、母体はコント、劇場なので。
“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2024』の決勝が、12日(18:30〜21:56)にTBSで生放送される。準優勝した2022年以来、2年ぶり2回目の決勝進出を決めたお笑いコンビ・コットン(西村真二、きょん)に意気込みを聞いた。
今年も『お笑いの日』(12日14:00〜21:56)のフィナーレとして開催される『キングオブコント』。決勝進出を決めたのは、cacao(初)、ダンビラムーチョ(初)、シティホテル3号室(初)、コットン(2)、ニッポンの社長(5)、ファイヤーサンダー(2)、や団(3)、ラブレターズ(5)、隣人(2)、ロングコートダディ(3)の10組(エントリーナンバー順、カッコ内は決勝進出回数)。史上最多エントリー数3139組の頂点に立ち、17代目キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。
——決勝進出が決まった心境をお聞かせください。
きょん:めちゃくちゃうれしいです。去年悔しい思いをしたので。本番で小道具のミスがあって、1年間悔いが残っていたので、そういったところも慎重に今回は表現できて結果が結びついたと思っているので、ノーミスで気持ちよく楽しく、肩の力を抜いてできてよかったです。
西村:2年前のリベンジをするときが来たという思いです。僕らの周りには一生(2022年の優勝者)ビスケットブラザーズがこびりついているので(笑)。目の前で紙吹雪が舞って、浜田(雅功)さんが「ビスケットブラザーズ!」って高々と言っていたのが、走馬灯じゃないですけど、たまにふと。あの分岐点が大きく、今回は呼ばれる側に回りたいという思いで準備してきたのでうれしいです。
——2年前の決勝から自分たちがパワーアップしたと感じている点は?
きょん:初めて決勝に行かせてもらったとき、僕は女装を2本やらせてもらったんですけど、今回それとはまた違う憑依芸が見せられるかなと。そこの幅がパワーアップしていると思います。
西村:2022年をきっかけにテレビとかいろいろ出させてもらえるようになったんですけど、あの日から劇場の数を減らしたことはなく、どんなに忙しくても劇場を優先してきたので、劇場力、コント力はさらに磨きがかかっているし、そこに2回目という経験値もあるので、それがうまく融合されたらいいなと。前回は初出場でがむしゃらに準優勝を勝ち取りましたが、今回は冷静に優勝を取りに行きたいなと思っています。
——優勝への期待もあり、プレッシャーもあったと思いますが、そこをはねのけて決勝に行けたのは、ずっと劇場に立ってきたという自信が大きいのでしょうか。
きょん:劇場かもしれないです。吉本は劇場が多い部分、劇場の舞台数は相当だと思うので、吉本さんに恵まれた環境を与えてもらったなと思います。また、いろんな仕事が増えて、とんでもなく緊張することも多くなりましたが、そういった壁を乗り越えてきて、一個一個が自信につながったのかなと思います。
●優勝への強い思い「あの頂は取りたい」 優勝後に実現したいことも
——2年前とは忙しさが全く違うと思いますが、大会に向けての準備や戦い方に変化はありますか?
きょん:ネタは西村さんが全部やってくれているので、あとは僕が120%ぐらいのパフォーマンスを出すということを考えています。
西村:時間が空くたびに喫茶店にこもるということができなくなりましたが、大阪で出番があって新幹線に2時間半乗れるとなったら、2時間半ネタを考えられるんだというマインドに変わり、移動時間が楽しくなったというか、いい時間の使い方をしていたかなと思います。そして、劇場に着いて彼に投げて、彼がバーンとやってくれるという、すごく連携がとれた1年だなと。ずっと劇場に立たせてもらって、片時もコントから離れることがない環境を作ってくれた吉本に感謝ですし、でっかい仕事やかわい子ちゃんに会う仕事もありましたが、『キングオブコント』優勝に代えられるものはないので、やっぱりあの頂は取りたいなと。その情熱を常に燃やしながら……真っ赤なメラメラとした炎ではなく、1回準優勝しているからこそ冷静な青い炎を燃やしながら1年間やってきました。
きょん:準優勝させてもらった次の年は、ロケで神社巡りに行ったときも「『キングオブコント』絶対優勝するぞ!」って肩の力がガンガン入っていて、それをそのまま準決勝に持っていってしまいましたが、今年は楽しむといういいベクトルで行けたのかなと思います。
——決勝進出を決めたほかの9組を見た感想をお聞かせください。
きょん:仲良しのメンバーだらけで、同期が4組いるので、マウント取られないようにぶっ倒したいです(笑)。当日までの調整でどれだけさらにパワーアップできるかによって自信も変わってくると思うので、さらに自信をつけて頑張りたいです。
西村:誰かより勝るとか、誰かより劣るとかはなく、その日、自分たちのパフォーマンスが一番できて、且つ、会場のお客さんとの相性と、審査員の心に届いたかどうかが大事だと思うので、自分たちのパフォーマンスを120%でやれるような準備をしていきたいなと思います。優勝できたらうれしいなという気持ちではなく、優勝を取りに行くという気持ちなので、夢見話にはしたくないなという思いで頑張りたいです。
——2年前に準優勝されてからテレビでも大活躍ですが、優勝したらどうなりたいと思い描いていますか?
きょん:次の目標としてゴールデン番組のMCをやってみたいです。西村さんが回せるので、MCをやらせていただくこともありましたが、深夜の時間帯が多かったので。
西村:テレビは良くも悪くも水物だと思っていて、ロングセラーなタレントになりたいという土台にあるのは劇場だと思っています。どれだけ売れてもいまだにネタをし続ける千鳥さんや麒麟さんを見ていてかっこいいなと。タレントに振り切るのではなく、ずっとネタをやる芸人でいたいので、優勝したら47都道府県を回る全国ツアーをやりたいです。1年ぐらいかけてゆっくりと、四季の移ろいを全国で感じながら、うまい飯を食って次の日休みにして、そういうコント行脚、コント全国ツアーを。もちろんテレビも頑張りたいですけど、母体はコント、劇場なので。