ジェニファー・ハドソンがパワフルに歌う『リスペクト』映像
2021年10月21日(木)13時30分 シネマカフェ
今回の映像は、1968年にN.Y.マディソン・スクエア・ガーデンで行われたライブでの「Respect」歌唱シーン。当時を再現した衣装やヘアメイクのディティールにも注目だ。
アレサの代表曲の1つである「Respect」は、亭主に対し「家庭を守る私に敬意を払って!」と歌い、女性に対するリスペクトを求める曲。実は、既存曲のカバーで、オリジナルは“アメリカを代表する天才ソウル・シンガー”と言われた黒人男性歌手オーティス・レディングの曲。汗水流して労働し帰宅した男が、妻に対して「家では敬意を払ってくれ」と懇願する内容の歌詞だったが、それをアレサが大胆に女性視点でアレンジし、今日まで歌い継がれるフェミニズムの象徴的な応援歌となった。
映画『ブルース・ブラザース2000』(’98)にアレサが出演した際には、リメイク版を披露。先月発表されたばかりのローリング・ストーン誌が選ぶ「歴代最高の500曲」では、数々の名曲をおさえて第1位に輝いた。
実生活では、夫テッドの束縛に耐えながら、ステージ上ではそんな悩みも吹き飛ばし自由を歌うアレサ。本編では、「Respect」誕生シーンも描かれている。
『リスペクト』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。