バットマンならぬ“Mattマン”&サッカー界のフラッシュ“野人”岡野が鳥取に登場!
2017年11月2日(木)20時30分 シネマカフェ
鳥取駅前の風紋広場にて行われたイベントには、日本サッカー界最速の男=フラッシュということで、かつて“野人”の愛称で親しまれ、現在は「ガイナーレ鳥取」代表取締役GMを務める元サッカー日本代表・岡野雅行と、バットマンならぬ“Matt マン”こと桑田真澄氏の息子Mattも参加。
今回のコラボは、日米の文化がテーマである“砂の美術館10周年記念事業 鳥取砂のルネッサンス2017”によるもの。オープニングは日米の国歌斉唱からスタートし、深澤義彦・鳥取市長は「オンリーワンの鳥取ブランドである鳥取砂丘が、オンリーワンの能力を秘めた“ジャスティス・リーグ”のヒーロー達とコラボレーションできたことは、とても嬉しく思っています」と挨拶を行った。
まずは、日本の文化代表となる「谷口ジロー砂像」のお披露目。「孤独のグルメ」の原作者として知られる漫画家で、今年2月に亡くなった故・谷口氏の大きな砂像が姿を現すと、会場からは大きな拍手が送られた。
続いてアメリカの文化代表は「ジャスティス・リーグ砂像」。13日間の制作期間を経て、約150トンもの鳥取砂丘の砂を使用して製作された。現役時代にその俊足とトレードマークの長髪から“野人”のニックネームでファンから愛された、元サッカー日本代表、現「ガイナーレ鳥取」代表取締役GMを務める岡野氏が、“フラッシュ”として式に参加。カウントダウンの掛け声に合わせ、深澤市長らと共に除幕スイッチのボタンを作動させた。大きな幕が左右に分かれると、高さ3.4m×幅7.4m×奥行4.2mという特大サイズのジャスティス・リーグの像と、ジャスティス・リーグの応援隊としてリアルなコスチュームに身を包んだジャスティス・リーグのコスプレイヤーたちが出現。会場からは大きな拍手と、目が眩むほどのカメラのフラッシュが一斉にたかれた。
砂像の前で思い思いのポーズをキメるコスプレイヤーの中に、美しく妖艶に佇むバットマンが1人…。おもむろにマスクを外すと、なんとその素顔はアーティストのMattさん。マスクを脱いだMattさんは、「すいません、鏡下さい〜」とすかさず前髪をセッティング。強さより美を愛するMattマンの登場に、会場は大盛り上がり。Mattさんは巨大な砂像を見上げ、「とにかく凄いとしか言いようがないですねー」とその巨大さに感嘆の声。バットマンのスーツを着用していることに関しては「コスプレが大好きで、去年のハロウィンはジョーカーだったんです。今年はバットマンになれて嬉しいです!」と、にこやかに語った。
そして岡野さんは、ジャスティス・リーグのメンバーたちのオンリーワンの能力にちなみ、俊足で鳴らした現役時代の話を問われ、「足で日本代表に呼ばれたと思っていたので、足だけは誰にも負けたくないという思いで頑張りましたね」と返答、後ろにそびえ立つ砂像をチラッと見ながら「まー、フラッシュほどではないですけどね(笑)」と当時をふり返っていた。するとMattさんから、「足が速くなる秘訣はなんですか?」と問われた岡野さんは、「僕は現役なりたてのときに、寮で飼っていた犬に追いかけられたんです。そのとき全力で逃げたら犬に追いつかれなかった。次の日に記者さんの前でこの話をしたら、スポーツ紙に『野人、犬に勝つ!』と出てたんです。早く走るコツは脚力ではなく、実は上半身。腕を振ると早く走れるんですよ」と、犬より早い“俊足”エピソードとともに秘訣を伝授した。
イベント後の取材でMattさんは、「あなたにとってのヒーローは?」と質問されると「父(桑田氏)です。父は努力の天才なんです」と即答。また、本日の“Mattマン”への変身にあたり、「バットマンは実は目が重要なのでアイラインをいつもより濃くこだわりました」とコメント。バットマンの魅力は「一見金持ちでプレイボーイに見えて、実は陰で努力しているところ」と応じ、父・桑田氏とバットマンを重ねていたようだった。
『ジャスティス・リーグ』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。