「亡命者に別れはつきもの」少女が友人と離れ離れに…『ヒトラーに盗られたうさぎ』本編映像

2020年11月21日(土)16時0分 シネマカフェ

『ヒトラーに盗られたうさぎ』(c)2019SOMMERHAUS FLIMPRODAKTION GMBH/LA SIALA ENTERTAINMENT GMBH / NEXTFILM FILMPRODAKTION GMBH&CO.KG/WARNER BROS.ENTERTAINMENT GMBH

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世界的絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験をもとに書いた自伝的小説を映画化した『ヒトラーに盗られたうさぎ』より、思わず胸が締め付けられてしまう本編映像がシネマカフェに到着した。



ナチス迫害から逃れるため、家族と共に様々な国へ渡る少女アンナ。


到着した映像は、ドイツからスイスへ逃亡し、初めてできた友人・フレネリとのシーン。戦争の状況が刻々と変化する中、アンナら家族はまた次の国へ渡ることとなってしまい、「親友がいっちゃうのは寂しいよ」と言うフレネリに、「亡命者に別れはつきもの」と気丈に振る舞うアンナ。しかし、どうしても寂しさを隠しきれない。そんな少し暗くなってしまった空気を変えるように、フレネリは以前、アンナが教えてくれた側転を披露する。

そして、小道や大きな石と、日常を支えてくれた風景やものたちひとつひとつに丁寧に別れの挨拶をする途中、彼女をずっとからかっていた少年とも別れを交わすのだ。そんな大人の都合で振り回される子どもたちだが、状況を受け入れながら、痛みや優しさを飲み込み、徐々に成長していく姿が本作では描かれていく。


『ヒトラーに盗られたうさぎ』は11月27日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。

シネマカフェ

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