江原啓之「人生で一番いけないことは…」父親の借金が発覚したと悩む相談者に届けた言葉
2023年11月27日（月）21時0分 TOKYO FM+
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送は、「父親の借金が発覚した」と悩むリスナーの相談にアドバイスを送りました。
自営業をしている父の借金が1年前に発覚しました。
私が嫁入りのときにもらったお金を渡せば解決するかと思っていましたが、妹にもお金を工面してもらっており、かなりひどい状態だと分かりました。
親戚に相談したら、昔から身内に借金をしていたとのこと。私も知らない事実が、たくさん出てきてショックでした。ここ最近は、母がなんとかしようとお金を工面していました。
父は私が幼い頃から酒ばかり。酒乱で、家で暴れます。今思えば、酒で現実から逃げている人で、頑固で言うことを聞かない。「俺には神様がついているんだ！」などと言って、かなり勘違いをしている人間です。このままでは自己破産して家を失ったり、父が自暴自棄になったりする可能性もあります。
昨年、私はこのことでかなり落ち込みましたが、みんなで話を共有し、私なりに腹をくくりました。そんな私を後押ししていただけると幸いです。
＜江原からのアドバイス＞
江原：こういう方、たくさんいますね。でも、これは私だけかな？ 私の人生のモットーは「公明正大」（※公平で、良心に恥じるところがなく正しいこと）が一番。取り繕ったり、無理なことをしたりしても、必ずメッキは剥がれる。
日本人って、取り繕うことが好きじゃないですか？ 人からどう思われるか、世間体とか。あれは悪い習慣だと思う。生きていれば、みんないつも恥をかいているようなもの。そう思ったら、いつも言うように全部“笑い”なんですよ。その恥を取り繕って、普通にして、おすまししているほうが滑稽じゃないですか？
奥迫：その通りですよね。恰好つけても、そのままの自分でしかないですもんね。
江原：だから、そう考えると、この方の気持ちは分かるの。お母さんとかみんなが取り繕って借金を返したりしているけど、迷惑がかかっている人がいますからね。でも、（返せるお金が）あるからできるんですよね。なかったらできないし、「どうすんの？」っていう話です。そんなとき、私なんか結構冷たいのかもしれないけれど、「自己破産してしまえ」って思うんですよ。だから、他の親戚や身内の方にも「父には絶対貸さないでくださいね」って（伝える）。
奥迫：それが“愛”ですもんね。
江原：そう。「酒を飲ませないで」って言うのと一緒。酒乱だから、（周囲の人が）お金を出した分、全部お酒になるからね。それでも言うことを聞かないんだったら、「もう親子の縁を切りますよ」「法的にもね」って。でも、みんなそれを恐れるんですよ。「親だから」「家族だから」と言って。
奥迫：そういう気持ちもあるし、「助けたい」って思ってしまうんですよね。でも、それが本当に愛なのかというと……。
江原：そうなんです。だから長い視点で考えてほしいんです。私の場合、魂の視点は現世だけじゃないと思う。人はつまずく権利を持っている。それが、その人の人生。人生は必要なことしか起きないから。「あとで（誰かに）恨まれるかしら？」って思うかもしれないけれど大丈夫。あの世に還れば、みんな理解できることだし。
一番いけないのは、取り繕って中途半端に終わること。そして（人生の）“宿題”を終えないまま何回も中途半端な“生”に生まれ変わったりする。実は、生まれてくるということは、みんな果たしていない課題があって、そのカリキュラムを見ながら（生きている）。だから自分に起きることは全部必要なことなんですよ。そこから逃げると、結局いつまでも追いかけてくる。これは怖いことじゃない。“愛”なんです。「必ず乗り越えられるよ」って言われているようなものなの。保証付きです。
奥迫：これは（今回の相談者さんの）お父さんに“与えられたもの”なんですよね？ お父さんが越えるべきものがあって、（周囲が）中途半端に手を出すと、お父さんの課題を下手に手伝ってしまって、また次（の“生”に）に残すことになるということですね？
江原：それとお母さんも。そういうお父さんを取り繕ったり、甘やかせたりすることは（お母さんの）カリキュラムでもあるの。
奥迫：そのご両親の元に生まれたのも（相談者さんの）カリキュラム。
江原：そう。だから家族というのは、それぞれが違う側面から1つのテーマを学んでいく共同研究グループなんですよ。
奥迫：そうですね。その視点で見るとわかりやすいです。
江原：だから、この世だけの取り繕いをしていたら、いつまでたっても乗り越えていけない。そこは、相談者さんが損をするばかりではなく、絶対にそこから学ぶものがありますから。だからそう思って頑張ってください。
●江原啓之 今夜の格言
「生きることは学ぶこと。そして、成長することなのです」
＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者：江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/oto/
今回の放送は、「父親の借金が発覚した」と悩むリスナーの相談にアドバイスを送りました。
江原啓之
自営業をしている父の借金が1年前に発覚しました。
私が嫁入りのときにもらったお金を渡せば解決するかと思っていましたが、妹にもお金を工面してもらっており、かなりひどい状態だと分かりました。
親戚に相談したら、昔から身内に借金をしていたとのこと。私も知らない事実が、たくさん出てきてショックでした。ここ最近は、母がなんとかしようとお金を工面していました。
父は私が幼い頃から酒ばかり。酒乱で、家で暴れます。今思えば、酒で現実から逃げている人で、頑固で言うことを聞かない。「俺には神様がついているんだ！」などと言って、かなり勘違いをしている人間です。このままでは自己破産して家を失ったり、父が自暴自棄になったりする可能性もあります。
昨年、私はこのことでかなり落ち込みましたが、みんなで話を共有し、私なりに腹をくくりました。そんな私を後押ししていただけると幸いです。
＜江原からのアドバイス＞
江原：こういう方、たくさんいますね。でも、これは私だけかな？ 私の人生のモットーは「公明正大」（※公平で、良心に恥じるところがなく正しいこと）が一番。取り繕ったり、無理なことをしたりしても、必ずメッキは剥がれる。
日本人って、取り繕うことが好きじゃないですか？ 人からどう思われるか、世間体とか。あれは悪い習慣だと思う。生きていれば、みんないつも恥をかいているようなもの。そう思ったら、いつも言うように全部“笑い”なんですよ。その恥を取り繕って、普通にして、おすまししているほうが滑稽じゃないですか？
奥迫：その通りですよね。恰好つけても、そのままの自分でしかないですもんね。
江原：だから、そう考えると、この方の気持ちは分かるの。お母さんとかみんなが取り繕って借金を返したりしているけど、迷惑がかかっている人がいますからね。でも、（返せるお金が）あるからできるんですよね。なかったらできないし、「どうすんの？」っていう話です。そんなとき、私なんか結構冷たいのかもしれないけれど、「自己破産してしまえ」って思うんですよ。だから、他の親戚や身内の方にも「父には絶対貸さないでくださいね」って（伝える）。
奥迫：それが“愛”ですもんね。
江原：そう。「酒を飲ませないで」って言うのと一緒。酒乱だから、（周囲の人が）お金を出した分、全部お酒になるからね。それでも言うことを聞かないんだったら、「もう親子の縁を切りますよ」「法的にもね」って。でも、みんなそれを恐れるんですよ。「親だから」「家族だから」と言って。
奥迫：そういう気持ちもあるし、「助けたい」って思ってしまうんですよね。でも、それが本当に愛なのかというと……。
江原：そうなんです。だから長い視点で考えてほしいんです。私の場合、魂の視点は現世だけじゃないと思う。人はつまずく権利を持っている。それが、その人の人生。人生は必要なことしか起きないから。「あとで（誰かに）恨まれるかしら？」って思うかもしれないけれど大丈夫。あの世に還れば、みんな理解できることだし。
一番いけないのは、取り繕って中途半端に終わること。そして（人生の）“宿題”を終えないまま何回も中途半端な“生”に生まれ変わったりする。実は、生まれてくるということは、みんな果たしていない課題があって、そのカリキュラムを見ながら（生きている）。だから自分に起きることは全部必要なことなんですよ。そこから逃げると、結局いつまでも追いかけてくる。これは怖いことじゃない。“愛”なんです。「必ず乗り越えられるよ」って言われているようなものなの。保証付きです。
奥迫：これは（今回の相談者さんの）お父さんに“与えられたもの”なんですよね？ お父さんが越えるべきものがあって、（周囲が）中途半端に手を出すと、お父さんの課題を下手に手伝ってしまって、また次（の“生”に）に残すことになるということですね？
江原：それとお母さんも。そういうお父さんを取り繕ったり、甘やかせたりすることは（お母さんの）カリキュラムでもあるの。
奥迫：そのご両親の元に生まれたのも（相談者さんの）カリキュラム。
江原：そう。だから家族というのは、それぞれが違う側面から1つのテーマを学んでいく共同研究グループなんですよ。
奥迫：そうですね。その視点で見るとわかりやすいです。
江原：だから、この世だけの取り繕いをしていたら、いつまでたっても乗り越えていけない。そこは、相談者さんが損をするばかりではなく、絶対にそこから学ぶものがありますから。だからそう思って頑張ってください。
●江原啓之 今夜の格言
「生きることは学ぶこと。そして、成長することなのです」
＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者：江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/oto/
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