傷ついた者たちが痛みを分かち合う…『この世界に残されて』本編映像

2020年12月7日(月)19時30分 シネマカフェ

『この世界に残されて』(C)Inforg-M&M Film 2019

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ホロコーストを生き延びた少女と医師が、年齢差を超えて心をかよわせ、人生を再び取り戻す映画『この世界に残されて』より、本編映像が到着した。



寡黙な婦人科医アルドのもとに、大叔母に付き添われてクララが診察を受けに現れるシーンから始まる本作。診察からしばらく経ったある日、一人で病院を訪れたクララは、仕事を終えたアルドに「送ってあげる」と言うと、そのままアルドの家に上がり込んでしまうのだが、今回の映像では、アルドのアパートの一室での場面が公開されている。


クララは、アルドに自分と同じような心の欠落を感じとり、「残された私たちのほうが不幸よ」と本音をもらし、アルドの言動に反抗的な態度をとり、さらに大叔母の愚痴ばかりこぼすのだった。これにアルドは厳しくたしなめるが、その姿に亡き父親の面影を見出し、思わず抱きついてしまうクララ。


そして、別れ際にクララは「もう一度…抱きしめてもらえますか?」と頼み、帰宅後、亡き両親にアルドがどんな人物か、手紙を綴る——。16歳のクララと42歳のアルド。年齢差を超えソウルメイトと呼ぶべき互いの存在を認識し、擬似父娘のような愛情が芽生える瞬間となっている。


『この世界に残されて』は12月18日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。

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