「ワンルームマンション詐欺」に陥った敏腕ディレクター「90万ぐらいを65歳までずっと払い続けなければいけない」

2024年12月10日(火)13時20分 ABEMA TIMES

 12月8日に公開されたYouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック–」に、今年1月にTBSを退社した映像ディレクターの大前プジョルジョ健太(以下、プジョルジョD)がゲスト出演。ホストを務める映像ディレクターの高橋弘樹(以下、高橋P)とともに、自身が陥った「ワンルームマンション詐欺」の罠について語った。

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 プジョルジョDといえば「ラヴィット!」や「それSnowManにやらせてください」、「不夜城はなぜ回る」といった数々の人気番組を手がけ、TBSでも注目を集めたクリエイター。入社6〜7年目で年収1000万円という恵まれたポジションにいた彼は、「自身の退職ドキュメンタリー」を撮影しようとしたことがきっかけで退職。(なお、その作品はTBS社内のコンプライアンスの問題で、制作中止となっている)対談では、彼の「無職時代」の実態を掘り下げた。

 「初めて無職を経験して、本当に危機感がありました」と語るプジョルジョD。TBS退職後、退職金は100万円にも満たない額。「会社を辞めるとこういう感覚になるのか」と収入が途絶えた生活への戸惑いを覚えたという。

「一応、ハローワークにも行ってみたんです。本当にお金がもらえるんだと実感したり、いろいろなことを感じました。でも、やっぱりこのまま何もしないのはまずいなと気づきました」

罠にハマったワンルーム投資、「資産どころか400万の赤字」

 そんな中、プジョルジョDを苦しめているのが、TBS入社1年目で購入したワンルームマンションの返済問題だ。新入社員時代の多忙さの中、投資話に乗り、営業に言われるがまま契約を交わしたという。

「新築ワンルームの投資しませんか、みたいなのあるじゃないですか。忙しすぎて何も考えず、サラッとハンコを押してしまったんです。でも、蓋を開けたら、良くない契約でした。年間で80万、90万くらい払わなきゃいけない返済が65歳まで続くんです」

 高橋Pは「でも今は、資産価値は上がってるんじゃない?」と尋ねるが、プジョルジョDは「売ろうと思っても、まだ償還できなくて、400万くらい赤字を出さないと処分できない」と苦笑。「よくある新築投資で失敗する例をまさにやっちゃいました」と、自嘲気味に語った。

 こうした状況が危機感を呼び、「何か働く場所を探さなきゃ」と思い至ったプジョルジョD。退職後、友人を通じてインターネットテレビ・ABEMAの存在を知り、自身のやりたいことを叶えられる環境があると確信。現在は同局で映像制作に携わっている。新番組『国境デスロード』では企画から担当。『国境デスロード』は、世界各国の国境地帯で命がけで越境する人々の生活に迫るドキュメントバラエティだ。なぜ彼らが危険を冒してまで国境を越えなければならないのか。その背景を探る本作は、プジョルジョDの「人間の生態を深く掘り下げる」というテーマが反映されているとも言える。

ABEMA TIMES

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