ジブリ作品『ハウルの動く城』、金ローで来年1.10放送決定!
2024年12月13日(金)6時0分 クランクイン!
『ハウルの動く城』は11月20日で公開から20年を迎えた。また、現在ジブリパークでは『ハウルの動く城』をモチーフとした初の「ウィンターイルミネーション」が開催。“ジブリの大倉庫”の大きなガラス壁面が、アニメーションのコマ送りのような演出で、ライトアップされた(2025年2月3日までの予定)。
宮崎駿監督が『千と千尋の神隠し』に続いて手がけた本作は、ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞をはじめ、米アカデミー賞ノミネートなど、国内外で高い評価を受けた。
帽子屋で働く18歳の少女ソフィーは、ハウルと関わったために、彼をつけ狙う荒れ地の魔女の呪いで90歳のおばあさんにされてしまう。家を出て家政婦としてハウルの城に住み込むことになったソフィーは、城で暮らす火の悪魔カルシファーや、少年マルクルと家族のように過ごしていく。そして不思議な共同生活の中で、ハウルとも心通わせていく。果たしてソフィーは呪いを解く方法を見つけ、幸せになれるのか?
原作はイギリスのファンタジー作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズが発表した『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題『Howl's Moving Castle』)。この原題を見て「城が動くって面白い」と宮崎監督が引かれたことから制作が決まったという。
宮崎監督は、まず作品の主役ともいうべき動く城のデザインから作業を始めた。しかし城のデザインに悩み、鈴木プロデューサーと話しながら大砲や屋根、煙突などを描き完成したのが、映画の中の動く城だ。足はニワトリの足と戦国時代の足軽の足で悩み、ニワトリの足にすることになったという。メカ(機械)とも怪物ともつかない、ユニークな城を作り上げた。
ストーリーはヒロインのソフィーと魔法使いのハウルの恋が中心に進んでいく。しかし、ハウルの弟子の身寄りのない少年マルクル、暖炉に居て城を動かす火の悪魔カルシファーたちと共同生活をしていくうちに、家族になっていく一種のホームドラマでもあるという。物語が進むにつれ、かかしのカブや、魔法使いの使い犬ヒン、そしてあの人までもが…ハウルの家に住みついていく。
アニメ映画『ハウルの動く城』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて2025年1月10日21時放送。