【ONE】武尊「ONE仕様になった正明の試合を見るのが楽しみ」ラオスでの活動、そしてロッタン戦を語る【インタビュー】
2024年12月20日(金)12時0分 オリコン
12・20『ONE Friday Fights 92』野杁正明のセコンドの武尊 (C)ORICON NewS inc.
——今回はタイに到着直後、すぐにラオスに行かれたんですよね?
【武尊】ONEのファイトマネーでラオスに学校を建てているんです。前回はベトナムで学校を作ったので、次はラオスに取り組んでいます。現地の学校を視察して、水が汚かったりトイレが壊れている学校がありましたので修理したり、子どもたちにクリスマスプレゼントを渡したり、いろんな学校を回ってきました。
——現地での視察から感じたことは何ですか?
【武尊】実際に自分で現地に行かないと何が足りないか分からないことが多いです。教育委員会の方々からも、約8割の子供が学校に行けていない地域があるという話を聞きました。学校に行かないと読み書きもできないまま大人になり、仕事がなく貧困が続くという現状を聞き、その場所に学校を作りたいと思いました。
——子供たちにどんなものをプレゼントしたのでしょうか?
【武尊】色えんぴつです。1色だけのペンしかないことも多いのですが、絵を描くときに色があると想像力も広がると思います。子供たちから感謝の言葉をもらうと、自分にとってもすごく大きな力になります。2年前にラオスを訪問した時は、僕のことを誰も知らなかったのですが、今ではONEの試合を見てくれる子どもたちがたくさんいて、街でも声をかけられることもあり、2年でこんなに変わるんだって驚きました。次の試合も勝って、また新しい学校を作りたいと思っています。
——今回は野杁選手のセコンドとしてタイにいらっしゃっていますが、チームで一緒に練習している野杁選手の仕上がりはいかがですか?
【武尊】めちゃくちゃいい仕上がりです。試合を見るのが楽しみだし、どういう倒し方をしてくれるのかワクワクしています。正明にとってONEでの初勝利ですし、僕らのチーム・バシレウスもいま連勝が続いているので、今年の締めをしっかり勝利で飾ってくれることを楽しみにしています。
——今回がONEで2戦目となるので、さらに力を発揮できそうですね。
【武尊】これまでのリングとルールや採点基準、グローブやリングの広さなど慣れるまでに違いを感じると思います。それでも、計量システムも難しいですがしっかりクリアしてくれたので、今回はONE仕様になっている正明になっています。
——野杁選手の試合も楽しみですが、先日に来年3月のONE日本大会で、武尊選手対ロッタン選手が発表されました。この大会に野杁選手といっしょに出たい気持ちは大きいでしょうか?
【武尊】もちろんです。一緒の大会に出るのは『THE MATCH 2022』以来だし、そろって勝ったのは2021年の『K’FESTA.4』になるので、久しぶりに一緒の大会で勝つ姿をみんなに見せたいです。
——日本大会発表会見ではロッタン選手とフェイスオフもあり、武尊選手の中でも一段と気合が入ったのでは?
【武尊】そうですね、やっと戦えるなという気持ちです。試合まで残り3ヶ月、全身全霊を出し切る準備するので、年が明けたらすぐにアメリカに行きます。僕の試合も楽しみにしていてください。
●『ONE Friday Fights 92』主な対戦カード
・第12試合 フェザー級ムエタイ
シッティチャイ・シッソンピーノン vs. シャドウ・シンハ・マウイン
・第11試合 キャッチウェイト(72.1キロ)キックボクシング
マラット・グレゴリアン vs. アブデラリ・ザヒディ
・第4試合 フェザー級キックボクシング
リウ・メンヤン vs. 野杁正明
・第3試合 アトム級キックボクシング
アニッサ・メクセン vs. KANA
・第2試合 キャッチウェイト(60.9キロ)ムエタイ
リッティデット・ソー・ソンマイ vs. 吉成士門
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