人型ロボットの「世界初」マラソン大会、中国で開催…「ロボット強国」の技術力アピールする狙い

2025年4月19日(土)20時39分 読売新聞

19日、北京で行われたロボットのハーフマラソンを完走し、トップでゴールする人型ロボット=大原一郎撮影

 【北京=照沼亮介】中国・北京市で19日、二足歩行する人型ロボットが参加するハーフマラソン大会が行われた。大会を主催した同市などによると、人型ロボットがハーフマラソンを走る大会は世界初。中国は「ロボット強国」を目指しており、技術力をアピールする狙いがある。

 大会には、ロボット20体と一般のランナー約1万人が出場し、同市郊外の約21キロ・メートルを駆け抜けた。優勝したのは、同市のロボット企業が開発した「天工」で、3度のバッテリー交換を経て両腕を力強く振りながら完走。記録は2時間40分42秒だった。

 参加したロボットは身長が75〜180センチで、デザインも様々だった。転倒してリタイアしたロボットも出た。本体やバッテリーの交換が可能だが、本体を交換した場合には10分間のペナルティーを科すルールで行われた。

 「天工」を開発した企業の唐剣タンジエン最高技術責任者(CTO)はレース後、「ロボットがビジネスや工場、家庭に入って24時間休みなく安定した仕事を続けられる。そんな未来を見ることができるようになる」と述べた。

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