テック企業の新星を生んだ杭州、政府の全面的支援の下で企業が成長に専念―中国

2025年4月23日(水)5時30分 Record China

卓越した特技を持つ「杭州六小竜」がネット上で大きな話題となっている。これらテック企業の新星6社が、いずれも杭州で誕生したのはなぜか。写真は杭州。

2025年の年明け以降、それぞれ「卓越した特技」を持つ「杭州六小竜」がネット上で大きな話題となっている。これらテック企業の新星6社が、いずれも杭州で誕生したのはなぜか。



杭州市は辛抱強く包摂的という最大の誠意を企業に示してきた。「杭州六小竜」の手がける分野はそれぞれ異なり、技術路線もまちまちだが、いずれの企業もビジネス環境に話が及ぶと、口をそろえて杭州市を称賛する。



ロボットメーカーの宇樹科技(ユニツリー、Unitree Robotics)のマーケティングマネージャー・初陽(チュウ・ヤン)氏は「2016年にロボット研究開発という非常にチャレンジングな分野に飛び込んだ。当時はロボット技術が始まったばかりで、簡単な工程すらスムーズにこなせず、市場からの注目度も低かった」と率直に語る。



政府のサービスが一歩前進したことで、企業の発展は遠回りせずに済んだ。杭州市は「ニーズの一元受付、サービスのワンストップ提供、発展の徹底サポート」という全ライフサイクル行政サービスシステムを構築。企業の全ライフサイクルをカバーする起業・投資システムを構築し、宇樹科技を含むテック企業の不安要素解消を積極的に支援することで、企業が安心して研究開発に身を投じ、手がける分野での技術的優位性の確保に全力を挙げられるようにした。



ビジネス環境の良し悪しについて最も発言権を持つのは企業とその従業員だ。杭州市の政府機関は「何もなければ邪魔をせず、求めがあれば必ず対応する」「すべきことはやり、すべきでないことは控える」という方針に従い、その恩恵を受ける企業から称賛されている。



温かさのこもった細やかなサービスもある。杭州ハイテク産業開発区(浜江)の海外高度人材イノベーションサービスセンターの李子強(リー・ズーチアン)センター長は「杭州市は働く人々の『ちょっとした困りごと』に着目し、全国に先駆けて『産業パーク併設幼稚園』を設けた。これにより『子どもを連れて出勤』が現実のものとなった」と語る。



政府の全面的支援の下、企業は成長に専念できる。政府が企業の安心・安定・成長を支える「裏方」となり、さまざまなタイプの企業が杭州市で勢いよく発展するよう力強くサポートしていく。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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