韓国元大統領を収賄罪で在宅起訴、娘の前夫が不正報酬受け取りか…大統領経験者4人続けて起訴

2025年4月24日(木)12時33分 読売新聞

文在寅元大統領(2022年1月)=ロイター

 【ソウル=小池和樹】韓国の全州チョンジュ地検は24日、文在寅ムンジェイン元大統領を、在職中に親族の不正な給与受け取りを通して賄賂を受け取ったとして収賄罪で在宅起訴した。

 韓国では尹錫悦ユンソンニョル前大統領の罷免ひめんに伴う大統領選を6月3日に控え、文氏の起訴が、文氏が所属する左派系最大野党「共に民主党」の予備選や、大統領選に影響を与える可能性がある。

 検察は、共に民主党の元国会議員が設立した格安航空会社(LCC)に、文氏の娘の前夫が特別採用された疑惑を調べていたが、同社の役員に就任した前夫に対して会社から支払われた報酬などが文氏への賄賂にあたると判断した。

 発表によると、文氏は2018年8月から20年4月までの間、娘や前夫と共謀し、航空会社から前夫への給与や住居費名目で約2億1700万ウォン(約2170万円)の賄賂を受け取ったとされる。元国会議員も贈賄罪で在宅起訴された。前夫と娘は起訴猶予とした。

 韓国では大統領経験者が在職中や退任後に捜査を受けて起訴されるケースが多く、李明博イミョンバク元大統領以降、4人の大統領経験者が続けて起訴されたことになる。

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