ガザに拘束されていた米国籍持つイスラエル兵士、解放される…残りの人質解放へ交渉

2025年5月13日(火)18時51分 読売新聞

12日、イスラエル南部レイムで、ハマスから解放されて家族と抱き合うイダン・アレクサンダー氏(右)=ロイター

 【エルサレム=福島利之】イスラム主義組織ハマスは12日、パレスチナ自治区ガザに拘束していた米国との二重国籍のイスラエル人兵士イダン・アレクサンダー氏(21)を解放した。イスラエルは13日、残りの人質の解放に向け、カタールに交渉団を派遣する。

 交渉では、米国が提案した40日の停戦の間に生存している20人程度の人質のうち半数を解放し、恒久的な停戦の合意を目指す案を軸に協議する。ただ、停戦を求める米国とハマス壊滅にこだわるイスラエルの間には隔たりがある。ハマスは12日、恒久停戦に向け「直ちに交渉を始める用意がある」との声明を出した。

 人質の解放を受け、ガザでは停戦と物資搬入の再開への期待が高まっている。南部ハンユニスの薬剤師ムハンマド・サフウェルさん(66)は、本紙通信員に「人質の解放が停戦への一歩となってほしい」と期待しながら「米国は信用できない」とも語った。

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