韓国野党・李在明氏が演説会場に防弾ガラス設置、テロ情報相次ぎ…与党「大げさ」と批判

2025年5月19日(月)18時33分 読売新聞

19日、ソウルで、左右に防弾ガラスが設置された会場で演説する左派系最大野党「共に民主党」の李在明氏(中央)=依田和彩撮影

 【ソウル=依田和彩】6月3日投開票の韓国大統領選で最有力候補とされる左派系最大野党「共に民主党」の李在明イジェミョン前代表(60)は、19日から演説会場に防弾ガラスを設置した。朝鮮日報などによると、韓国大統領選の候補者が演説で防弾ガラスを設置するのは初めて。

 李氏は2024年1月、南東部・釜山プサンで男に刃物で切りつけられ負傷したことがある。党は、李氏を狙ったテロ攻撃に関する情報提供が相次いでいると主張している。

 李氏は防弾チョッキも着て選挙戦に臨んでいる。ソウル市内の12日の遊説で「不平等と二極化、内乱(尹錫悦ユンソンニョル前大統領による戒厳令)によって防弾服を着て遊説しなければならなくなった」と叫んだ。厳重な身辺保護策を通じて保守派のイメージダウンを狙い、戦う指導者像をアピールする狙いもうかがえる。

 保守系与党「国民の力」からは「大げさだ」との批判が出ている。

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