思わぬ伏兵現れ、身内スキャンダル幕引けず、バイデン大統領ピンチに
2023年7月28日(金)6時0分 JBpress
トランプ系裁判長、司法取引認めず
ジョー・バイデン米大統領(80)の次男で、税金未納(脱税)
既に検察と合意した司法取引の手続きが進むとみられていた。
罪を認めて罰金25万ドルを払い、
マリアンエレン・ノレイカ裁判長は、「
ノレイカ判事は、2017年、当時のドナルド・
ハンター氏の重罪容疑を政治的に利用しようとするトランプ陣営に
ハンター公判が長引いたことで、
2024年大統領選の共和党候補指名争いで独走するトランプ前大
下院委員会、ハンター側近を証人喚問へ
米下院の司法委員会など3委員会が、
(Here Are All the Ways Republicans Plan to Investigate Biden - The New York Times)
そのうち下院監視・説明責任委員会(ジェームズ・カマー委員長)
ハンター氏と長年にわたり、
(Comer in WSJ: Get Ready for Republican Oversight - United States House Committee on Oversight and Accountability)
両党とも「裁判」抱えての大統領選?
米共和党のケビン・マッカーシー下院議長は、ハンター疑惑を2024
これを突破口にバイデン・ファミリーの不正ビジネスを暴き、
トランプ氏は、終始「魔女狩りだ」
共和党のこうした戦略の成否は目下のところ分からないが、
ワシントンで久しぶりに再会した政界通のK氏はこう言い切ってい
「共和党にとってバイデン潰しの三本の矢は、
「米有権者、特に無党派層がどう見るか。愚息が父親(ジョー・
その司令塔たるマッカーシー氏は、こう言っている。
「
これに対してホワイトハウスは共和党の主張を「ばかげた陰謀論」
(McCarthy Escalates Talk of a Biden Impeachment Inquiry - The New York Times)
だが、前出のK氏は「瓢箪から駒。
米メディアは「ハンター疑惑」をどう扱う
米議会の動きを米メディアがどう報道するか。
メディアも保守系リベラル系とでは報道の仕方が異なる。
7月26日のハンター氏に対する裁判長の審理拒否を、保守系メディアは鬼も首でもとったかのように報道している。
保守系の「ウエスタン・ジャーナル」は、「ハンター・
(Hunter Biden Changes Plea After His Original Sweetheart Deal Falls Apart in Court)
筆者が参加したワシントンでのジャーナリスト会議で会った旧知の
「ブラック・シープ」に悩まされるバイデン
民主党支持のコラムニスト、W氏でさえも、
「50歳を過ぎた男の行状に80歳の親が責任など持てるはずもない
「一応、名門校を出て弁護士資格を取ったにもかかわらず、
「結婚、離婚を繰り返し、
トランプ政権が続いていれば、司法省はもっと早く、
「公判が長引けば長引くほど、
「今日だったか、バイデン氏の愛犬がシークレット・
「愚息には足を引っ張られ、
*1=ブラック・シープ(Black Sheep)とは、厄介者、面汚しという意味。
共和党、ハンター問題を大統領選の争点に
共和党大統領選候補のトランプ氏とロン・デサンティス・
「2024年の大統領選では、ハンター・バイデンの容疑、
某国の総理大臣も愚息の「非常識な行動」
が、バイデン氏の愚息に比べれば、
有権者に分かりやすいのが、
それでなくとも湿気が多く、蒸し暑いワシントンの夏。
久しぶりに前を通ったホワイトハウス周辺は厳重な警備体制だった