シグマ、手持ち撮影できる500mmの超望遠レンズ F1.4の魚眼レンズも

2024年2月21日(水)10時26分 マイナビニュース

シグマは2月21日、フルサイズミラーレス対応の交換レンズ2種類を発表した。大幅な小型軽量化を図って手持ち撮影を可能にした超望遠レンズ「SIGMA 500mm F5.6 DG DN OS | Sports」と、魚眼レンズながらF1.4の明るさを持つ「SIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Art」の2本。
いずれも、Eマウント版とLマウント版を用意する。価格はともにオープンで、シグマオンラインショップでの販売価格は500mm F5.6 DG DN OSが495,000円、15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYEが330,000円。発売はいずれも3月14日。
○500mm F5.6 DG DN OS
500mm F5.6 DG DN OSは、特殊低分散ガラスを用いた最新の光学設計で描写性能を高めつつ、小型軽量設計にした超望遠レンズ。同社の一眼レフ用超望遠レンズ「500mm F4 DG OS HSM」と比べて1/3ほどのサイズに仕上げた。高精度なエンジニアリングプラスチックパーツやマグネシウムを用いることで、軽量化と高剛性を両立した。本体は防塵防滴構造。
レンズ内手ブレ補正は、最新の手ブレ補正アルゴリズム「OS2」の採用で、5段分相当の補正効果を持つ。AF用のアクチュエーターは、高い駆動精度と静粛性を備えるリニアモーター(HLA)を用い、素早く動く野鳥などの被写体に対しても高速で正確なピント合わせができる。フォーカスはインナーフォーカス。
Lマウント版は、純正のテレコンバーター「TC-1411」(1.4倍)、「TC-2011」(2.0倍)に対応。最大1,000mmの超望遠でAFを用いた撮影が可能。
最短撮影距離は320cm、最大撮影倍率は1:6。フィルターサイズはφ95mm。最大径×長さはφ107.6mm×234.6mm、重さは1,370g。
○15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE
15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYEは、180°の画角を持つ魚眼レンズ。民生用レンズでは初めてF1.4の明るさにしたのが特徴で、最新の光学設計により各収差を徹底的に補正して隅々まで精細感のある描写を可能にした。星景写真の撮影に適したレンズと位置づける。
レンズは防塵防滴仕様としたうえ、レンズ最前面には撥水防汚コートを施している。レンズ本体は金属製パーツで堅ろう性を高めつつ、軽量なエンジニアリングプラスチックのTSCを持ち手軽量化を図っている。
AF用のアクチュエータにはリニアモーターのHLA(High-response Linear Actuator)を採用。大推力のモーターと高度な電子制御で、フォーカスレンズを高速かつ高精度に動作できるようにした。
レンズ構成は15群21枚(FLD4枚、SLD3枚、非球面レンズ2枚)、画角は180°。最短撮影距離は38.5cm、最大撮影倍率は1:16。最大径×長さはφ104.0mm×157.9mm、重さは1,360g。

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