ファーウェイ初のeSIM対応スマートウォッチ「WATCH 4」をじっくり使って感じた進化

2024年3月15日(金)6時0分 マイナビニュース

実にさまざまなモデルが揃うファーウェイのスマートウォッチ。その中でも近未来的なデザインで、先進的な機能が充実したモデルが「HUAWEI WATCH 4」です。
一番の特徴はファーウェイが日本に投入する初のeSIM対応モデルで、スマホがなくても通話ができるところ。そんな最新ウォッチをメーカーから借り、1カ月以上じっくり使ってみました。
手首に宇宙を感じられる近未来的なデザイン
普段は「HUAWEI WATCH GT 3」の42mmモデルを愛用しているので、最初は46mmモデルのWATCH 4は大き過ぎる気がしました。でも慣れるとむしろサイズが大きい方がディスプレイも見やすく、使い勝手も快適。ちなみにWATCH 4のサイズは直径46.2mm、厚み10.9mm、重さ約48g(ベルト含まず)になります。
ディスプレイは3Dカーブガラスで約1.5インチの大画面。前モデルよりも狭額縁かつ約72%以上の画面占有率なので、1画面の情報量が多いように感じました。解像度も466×466ピクセルと高精細。細かい文字までしっかり見えて、グラフィック表示が美しいところにも驚きました。
WATCH 4のデザインは宇宙や惑星からインスピレーションを得ているそうで、デフォルトの文字盤がプラネットシリーズの地球になっています。
文字盤は(有料含め)20,000種類以上もあって自由に変更できるのですが、今回の試用ではあえてデフォルトのままに。昼間は明るく、夜には暗くと、時間によって地球の状態が変わるのが面白く、手首に宇宙を感じられるところも気に入りました。
45秒で健康状態をレポートする「Health Glance」に注目
心拍数や血中酸素、ストレス、体温などの健康モニタリングのアイコンも見やすく、1画面でさまざまな健康情報を見ることができます。アイコンをタップしてそれぞれの情報を確認するのもいいのですが、便利なのが「Health Glance」の利用です。
複数の健康指標を45秒という短時間で素早く測定して、その結果を一覧表示して、健康レポートを読むことができます。医療機器ではないのであくまで結果は参考なのですが、毎日、測定することで、体調の変化に気付きやすいのかもしれないと思いました。
異常なデータが検出されると通知、睡眠のアドバイスも
急激な血中酸素レベルや心拍数の変化を検知すると、アラートで知らせてくれるようにもなりました。実は、実際に血中酸素レベルの変化を通知されたことがあったのです。
晩御飯後のリラックスした時間に腕に振動を感じたので画面を見ると、平均血中酸素が減少しているという通知がありました。画面を見た時には驚きましたが、注意を促してもらえたことで、その後からは血中酸素レベルを意識するようになりました。
睡眠モニタリングにも変化がありました。連携する「HUAWEI Health」アプリでは、最近の睡眠傾向から、良好な睡眠が得られるようにパーソナルアドバイスを提供してくれます。
睡眠スコアに加え、このアドバイスに目を通すのも日課になりました。測定データの過去4週間の傾向についても表示されるので、健康状態や運動の傾向なども把握できるようになりました。
激しい運動中の心拍測定精度が高まった
ワークアウトは100種類以上に対応。ケースにはサージカルステンレスを使用しているので耐久性も高く、5ATMの防水やIP6Xの防塵にも準拠。水深約30mまでのフリーダイビングにも対応しています。
8つの光センサー、2つの光源、アップグレードしたAIアルゴリズムなどにより、激しい運動中でも心拍数測定の精度が高まったそうです。
スマホレスで通信、eSIMはスタンドアローンナンバー対応
WATCH 4はスマホと連携することで、各種SNSなどのメッセージを受信したり、返事を書いたり、通話したりすることができます。手元でメッセージを確認できるのは非常に便利。急ぎの要件であればスマホを取り出して、すぐに返事することができます。
eSIM対応になったことで、これらの操作がスマホを持っていなくてもできるようになりました。ただこのeSIM対応、別の番号を使用するスタンドアローンナンバーの対応で、従来、使用している1つの電話番号を共有できるワンナンバーサービスではないところに注意してください。
eSIMサービスは各キャリア共、データ通信には対応していますが、音声通話に対応しているのはドコモ系とソフトバンク系のみ。ウォッチ単体で通話やSMSの送受信、地図の表示などができるのは身軽になっていいのですが、いつも使用している電話番号が利用できないので、筆者の場合はあまり必要性を感じませんでした。
バッテリー持ちは、スマートモードの通常利用で約3日間、超長時間バッテリー持続モードなら約14日間になります。
急速充電により約15分間の充電で1日利用できるくらいには復活するのですが、ワークアウトの測定などをすると減りが早くなるので、気付いた時には残り20%以下になっていて、ヒヤッとすることがありました。筆者は全ての機能が使えるスマートモードで利用したいので、このバッテリー持ちがもう少し長くなるといいなと思いました。
健康管理の機能に加え、ワークアウトの測定精度、操作性なども向上し、実にさまざまな最新機能が搭載されたWATCH 4。長く使えば使うほど、その良さがじわじわと実感できました。
綿谷禎子 わたたにさちこ 情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスのライターに。現在は小学館発行のビジネス情報誌「DIME」を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。自称、キャッシュレスクイーン。スマホ決済や電子マネー、クレジットカード、ポイント、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手がける。 この著者の記事一覧はこちら

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