LINEやメッセージの文末に「。」を付ける理由/付けない理由:読者アンケート結果発表

2024年4月10日(水)11時2分 ITmedia Mobile

LINEやメッセージの文末に「。」を付けるかどうかを聞きました

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 ITmedia Mobileでは、読者アンケート企画として、LINEやメッセージの文末に「。(句点)」を付けるかどうかについてうかがいました。2024年4月2日から9日までアンケートを実施したところ、336件の回答が集まりました。その詳細を見ていきましょう。
LINEやメッセージの文末に「。」を付けますか?
・付ける……189件(56.25%)
・付けない……57件(16.69%)
・付けるときと付けないときがある……90件(26.79%)
 「。」を付ける人が過半数という結果になりました。ITmedia Mobile読者は40〜50代の方が多く、筆者(編集部田中)も含め、この世代は文末には「。」を付けるのが当たり前と感じる人が多いようです。若者は「。」を使いたがらない人が多い、「。」が付いた文章を送ると威圧感や冷たい印象を与えるという「マルハラ」なるワードも生まれています。「。」を付けるのが当たり前の人にとってはいまいち理解できない感覚ですが、読者はどう感じたのでしょうか。
●LINEやメッセージの文末に「。」を付ける理由
 LINEやメッセージの文末に「。」を付ける理由として、日本語として正しいから、という意見が大多数でした。「。」がある方が文章の区切りがあって分かりやすい、という実践的な理由も挙がりました。一方、若者の「。」を付けない傾向や、マルハラについて疑問を呈する声もありました。
正しい日本語のルールだから
・それが正しい日本語のルールだから。句読点がない文書は読みづらい
・文章の終わりには「。」を付けると学校で教わったから
・付けないと締まらない気がする。習慣。ほら、いまも付けています
・意思意図の伝達として句読点なしなど言語として要をなさないから、付ける以外に術などない
・日本語の基本です
・小学生時、国語で句読点は付けるよう習ったから
・日本人の「共通言語」である国語でそう習ったから
・日本語の文法でそうなっているから
・文章の基本。付けない事に慣れてしまうと、ビジネスで間違って痛い目をみる
それが当たり前だから
・理由はない、文末の決まり事、そういう教育を受けてきました。ちっちゃなけじめです
・理由などは考えたことがない。私たち世代は、それが普通だと思っている
・文末に句点を付けるのは日本語として当たり前…みたいな感覚なので、逆に句点がないとピシッと締まらない感じがします
句点がある方が分かりやすいから
・それが当たり前だと思っていたし、句点読点がないとどこで切って読めばよいか分かりにくいし、句点があることで言いたいことが分かりやすくなると思うから、自然に付けている
・文章の切り目、文章が分かりやすく成り立つなどがある
・文章の区切りを分かりやすくするため
・句点は文章の区切りや終わりを示すものなので使用します。句点がないと文章が分かりづらいし国語でそう習ってきました
・文章の終わりを知らせるためだからね!
「。」を付けない感性やマルハラそのものを疑問視
・文章を書いたときには、最後に「。」を付けると教わっている。最近の若者は「。」を付けないと聞くが、果たして、今後ちゃんとした日本語を書けるのか? と疑問に思う
・文の終わりには付けるもの。何で若者に合わす必要ある? 同年齢の友人以外は付けるべき
・日本語として句読点は付けるもの(付けるべき、ではなく)と違和感なく思っているので、特に理由があってやっていることではありません。これがハラスメントにあたる、という話題を目にしたときには「こいつら何言ってんだ、ばかじゃねぇの」と思いました
・日本語の文法としては当然でしょう。マルハラと指摘する人は国語の教育をちゃんと受けていますか
・正しい日本語を使うべき。若い世代の国語力が低下しているだけ。それを肯定的に扱い扇動するメディアには大変な違和感がある。旧世代の考え方は間違いで新世代の価値観が正しいというように読み取れる記事を掲載するのも間違っていないか? 単に世代の違いだけならともかく、記事のタイトルの付け方も扇動的で間違った打ち出し方です
・基本的に日本語では文章の終わりは「。」を付けると認識している。若者の変な認識より、正しい日本語の使い方を推奨すべき
●LINEやメッセージの文末に「。」を付けない理由
 「。」を付けない理由として、面倒、堅苦しい印象を与えるから、という声が目立ちました。また、「。」があると読みやすいという意見に対しては、改行を入れたり絵文字を入れたりして、読みやすくなるよう工夫しているという意見もありました。
面倒、堅苦しい印象を与えるから
・短文が多いから
・ない方が見栄えがいい
・めんどくさいから かしこまった印象を与えてしまうから
・書き込みにいちいち「。」を付けるつもりはない
・相手に冷たさを感じさせてしまうから
・本や公文書ではないので、あとチャット感覚なので付けないです
・堅苦しいイメージなので
・吹き出しの中なので、会話文であると解釈している。「」の中のせりふの末尾に句点を付けないのと同様に、付けていない。こういうフォームでも最後は句点を省略したい
読みやすくなるよう工夫している
・「。」は付けないで読みやすいように改行をしています
・改行して文章の終わりを分かりやすくできるので不要
・絵文字を入れる。
・「。」がなくても意味が伝わるから。それと「。」があっても気にしない
・95%は付けません なくても分かる文章を心掛けています 4%は「.」で区切ります 周りに1%の面倒な方がいます
・あくまで会話の延長みたいな感じなので、句点を付けると固い感じにになるため。読点は読みやすさのために普通に付ける
●「。」を付けるときと付けないときがある
 ケース・バイ・ケースで「。」を使い分けるという意見も多く見られました。特に多かったのが、プライベートでは「。」を付けず、ビジネスでは「。」を付けるというタイプ。若者など、送る相手によって付けないという人もいました。
 「了解」「分かりました」など、単語レベルでメッセージをやりとりするなら、「。」がなくても問題ないという意見もありました。確かに、「。」を打つにもキーを1度押す必要があり、他の文字と打つ手間は変わらないので、毎回「。」を使わなくてもいいのでは、という意見は理解できます。かくいう弊誌でも、キャプションや箇条書きの場合は「。」を付けないルールなので、全ての文言に「。」を付けているわけではありません。
 「。」を付けることが、日本語の基本であることに疑う余地はありませんし、必ずしも必要ではない場合があることも理解できます。ただ、「マルハラ」に関しては違和感があるのが正直なところ。「。」を付けることを強要していたとしたら好ましくないですが、正しい日本語の在り方を度外視し、一方的に「怖い」「冷たい」と感じることは、過剰な反応に思えます。世代間ギャップといわれればそれまでですが、文意を損なわない範囲で、ケース・バイ・ケースで使う。「。」はあくまで日本語の一部であり、それ以上でもそれ以下でもない。そう考えればいいのではないでしょうか。
相手によって使い分けている
・会社関係には付ける。家族友人関係では、気持ちがはっきりしているときには付ける
・相手によります。トーンを上げたいときはびっくりマークでしてます。形式的なアンケートに答えるときなどは付けます
・ずっと当たり前のように句点を付けていたが、LINEでは若者は付けないことと、手間を省くため相手によっては付けないこともある。ただ、文章が続くときは句点がないと分かりにくいから付けたくなる
・印象のいい人には付けて、悪い人には付けないことが多いです
・目上の方、敬語で話すときに「。」を付けます。それ以外は「。」は付けないと思う
・目上の人やお客さまには付けるが友達とかには付けない。あとは長文だと付ける。やりとりが終わるときときに付けます。あまり意識していない
・私用LINEは付けない、ビジネスや上司宛のラインは付ける
・相手が若いときは付けない
・自然にマルを付けてしまうが、送り先の世代によって、マルを消したりしている
・相手の年齢や、話す内容によって使い分けている
・仕事上のやりとりであるかどうかで変わっている 私用の場合は付けないが、逆に業務関連であれば付けている
・知人、友人などの親しい間柄の場合は主に絵文字を使います。「。」だと表現が硬くなるので、主に顔の絵文字ですが、内容に合わせていろいろと使っています
用途や場合によって使い分ける
・箇条書き状態で文章を作るときは付けない 話の終わりには付ける
・文の途中なら付けるが、最後は付けないことがある。ただ、マルハラだからとは無関係・基本「。」付けるの面倒で、急いで送ったりするときは、付けていないです
・ないと何か忘れたような感覚ありますが、急を要するときは付けません
・LINEの場合特に考えない
・ビジネス(。付き)とプライベート(。なし)
・基本的に付けるけど、文末だと付け忘れることがある(1行目2行目は付けたけど3行目に付け忘れて送信、みたいな)
・スマートフォンから送るときは付けない方が多いですが、PCから送るときは付けることもあります。句読点は、読みやすくしたり、誤読を防いだりするための記号なのですから、この記事の例のように、文ごとに別のメッセージにするのなら、わざわざ「。」を付ける必要を感じません
・1文であれば付けない。複数文をまとめて送るときは、区切りとして付ける
・なるべく付けないが、音声変換などでついてしまうときは付けたままにする なるべくごちゃごちゃしないために付けない
・口語の場合は付けない事が多い。また、文中は付けることもあるが、文の最後には付けないことが多い
・文字数制限によって使い分ける
・改行をせず次の文を続けるときは、読点を付ける
・絵文字やスタンプで代用することがある
・基本的には入力するが、高速で応答が必要な際は入力しない
・そもそも口語的なやりとりなら不要かと。メッセージでやりとりすることは少ないが、文章的なものや少し長文になるなど、比較的公的なやりとりなら意識して付ける程度
・「。」を付けるとなんだか冷たい感じになる。2文節以上のトークに付ける
・読点を付けない文章(例えば「了解」「分かった」「後で送るわ」)であれば、句点がなくても違和感がないが、読点が含まれているのに句点がないと違和感がある。また、句点がないと文ごとに改行しなければ句の区切れが不明瞭になるため、長文の場合は段落を適切に付けるという意味でも句点を使って1つの段落に複数の文を入れる形になりがち
・文章の場合は付けることがあり、返事など、単文や単語の場合は付けないことが多いかもしれない。
・8割がた付けていない気がする。かしこまった文書ではないときは付けていない
気分によって変わる
・特に意識しておらず、気分で付けたり付けなかったりしている。マルハラは知っているが、多様性の1つという認識。丸を付ける側の配慮もあるが、当然マルハラと感じる側も威圧しているわけではないと認識することが必要なので、若者だからといって丸を付けないようにすることはない
・特に意識はしていない
・特に気にしていないから

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