兄弟モデルになった「ROG Phone 8」と「Zenfone 11 Ultra」の外観を比較

2024年4月15日(月)14時12分 ITmedia Mobile

ROG Phone 8(左)とZenfone 11 Ultra(右)。以下も左右の並びは同じ

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 ASUSのスマートフォンは、ハイスペックかつゲーム操作に優れた「ROGシリーズ」と、小型ながらもジンバルカメラを搭載しアクションカムのように使える「Zenfoneシリーズ」というすみ分けがここ2年続いていました。
 しかし2024年3月に発表された「Zenfone 11 Ultra」は、Ultraの名前から想像できるように、本体サイズが大型化し、しかも基本スペックは同年1月に発表された「ROG Phone 8」と同等になりました。逆に言えば、ROG Phone 8はこれまでカメラ性能はあまり重視されていませんでしたが、Zenfone 11 Ultraと同じジンバルカメラを搭載、ゲーミングスマートフォンという枠を超えた製品に進化しています。
 両者の外観のサイズは縦、横、高さとも同一です。重量は1g違うだけで、背面のデザインが違う以外、大きな差は見られません。カメラはどちらも同じ構成のトリプル仕様。底面を見ると3.5mmヘッドフォン端子、端に寄せられたUSB Type-C端子は配置が同じです。基板設計が同一であることがよく分かります。
 カメラは5000万画素のジンバル内蔵広角カメラ、3200万画素の光学3倍望遠カメラ、1300万画素の超広角カメラ。ジンバルカメラは物理的にレンズを動かすため強力な手振れ補正が可能です。その構造のためかカメラ部分はやや厚みがあります。カメラバンプは形状に若干の違いはあるものの、3つのカメラの並び位置は同等です。
 本体側面には差があります。ROG Phone 8には右側面、本体を横向きにしたときの上部側の、左右端にタッチ式のゲーム用ボタン「AirTrigger」を搭載しています。また上部にマイクが追加されていることも分かります。ゲーム実況のためにマイク性能を高めているのでしょう。
 左側面を見ると、ROG Phone 8は横向きに持ったときに下側の中央部分となる場所にUSB Type-C端子を備えます。ゲーム中に充電用ケーブルが横から出ていては邪魔になるため、下部にもあるわけです。
 ディスプレイのリフレッシュレートはROG Phone 8が165Hz、Zenfone 11 Ultraは120Hzでこの部分は大きな差になります。一方、インカメラはどちらもパンチホール型3200万画素を搭載します。ROG Phoneシリーズはこれまでディスプレイに余計な穴があるのはゲーム利用に影響があるとして、インカメラはディスプレイの外のベゼルに配置していました。しかしZenfone 11 Ultraと共通設計になったことで、パンチホールカメラに変更になりました。
 2023年は「ROG Phone 7」が4月に、「Zenfone 10」が6月に発表だったので、2024年は3カ月も早くそれぞれグローバル市場に投入されました。例年通りであれば日本でも発売されるでしょうが、2024年はいつごろ登場するのでしょうか。

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