Snowflake、アジア初「カスタマー エクスペリエンスセンター 東京」を披露

2024年4月19日(金)10時47分 マイナビニュース

Snowflakeは4月18日、サンマテオ(米国本社)、ロンドン、アムステルダムに続く4都市目となる「カスタマー エクスペリエンスセンター 東京」(以下、CEC Tokyo)を開設すると発表した。東京オフィスも同じ所在地に移転し、同日、オープンに先立ち、報道陣に同施設を公開した。
「カスタマー エクスペリエンスセンター 東京」の概要
「CEC Tokyo」は顧客やパートナー、国内外問わず業界の垣根を超えた接点を強化できる場として開設された。社長執行役員 東條英俊氏は、同拠点の開設について、「スノーフレイクが持つ価値、データ活用のさらなる方法をエンゲージして伝えていき、これらをDX(デジタルトランスフォーメーション)やデータドリブン経営に生かしてもらう」と述べた。
「CEC Tokyo」が、エグゼクティブを対象に提供するプログラムは、「CEC ブリーフィング」と「CEC エグゼクティブブリーフィング」の2種類だ。
「CEC ブリーフィング」は国内に加えてアジアパシフィックの顧客企業のエグゼクティブ層を対象としている。ビジネス戦略における双方向の情報共有をすることで、エグゼクティブが抱える課題の深掘りと改善策を提案する。東條氏によると、個社別にニーズをヒヤリングした上で、半日から1日かけて議論して、スノーフレイクができる価値提案を行うそうだ。
一方、「CEC エグゼクティブブリーフィング」は、経営層レベルや意思決定者を対象としている。こちらは、共通の課題を持つ複数の顧客また潜在顧客で、業界特有のトピックや文化醸成などをテーマに置きディスカッションを主として行う。
なお、CECを担当するスピーカーは同社がエキスパートとして認定したメンバーとなっている。
「カスタマー エクスペリエンスセンター 東京」設立の背景
東條氏は、「CEC Tokyo」を新設した背景について、次のように説明した。
「現在、コロナ化を経て、対面のコミュニケーションが増えていることがあるほか、生成AIや機械学習といった新しい技術をビジネスにどのように活用して成果を出すかということに対するニーズが高まっている。また、当社はもはやDWHをクラウドで提供している企業にとどまらず、オファリングが幅広いので、わかりやすく伝える必要がある」
「CEC Tokyo」では、エグゼクティブ向けのプログラムに加えて、データ活用人材育成のプログラムも提供する。
トレーニングはこれまでほぼオンラインで実施していたが、対面でのトレーニングを開始する。同社のトレーニングの需要は急増しており、2023年の受講者数は2021年の18倍まで増えているとのこと。
トレーニングのメニューは複数用意されており、無料で受講できるものもある。
加えて、コミュニティ「SnowVillage」の活動も支援する。コミュニティ主導で互いの課題や知識を共有することにより、データエンジニアやデータサイエンティストを育成することを目指している。今年は、インダストリー別のコミュニティ発足を計画されている。
カルチャーと社員の想いが詰まった新オフィス
続いて、執行役員 マーケティング本部長 櫻井宏氏がオフィスツアーを行った。同氏は、カスタマーエクスペリエンスセンター東京および東京オフィスについて、「デザインコンセプトにはスノーフレイクの世界観が盛り込まれており、各国の自然の美しさ、建築物を掛け合わせている」と説明した。
東京オフィスは北と南に分かれているのだが、東京駅を一望できる北側は落ち着いた静寂な雰囲気をイメージしたデザイン、南側は躍動感あふれるデザインとなっている。
それでは、カスタマーエクスペリエンスセンター東京の内部を紹介していこう。まずは、エントランスだ。受付の照明は北欧をイメージしたので、特注したとのこと。また創始者がスノーボード愛好家ということもあり、エントランスにはスノーボードが飾ってある。このスノーボードのデザインは日本のスタッフが考案したものだという。
「CEC Tokyo」は非常に眺めがよいエリアで、東京駅を見渡すことができる。こうした落ち着いた雰囲気の中、クライアントと共創が行える。モニターが設置されたエリアは天井にマイクが埋め込んであるほか、AIが人間を探知して映し出すカメラが設置されており、自然な雰囲気でビデオ会議が行えるそうだ。
南側にある「ロッジ」は、パートナーや顧客のほか、社員もランチの際などに利用できる、コミュニケーションのためのスペースとなっている。オフィスの利用は来週から開始する予定とのこと。

マイナビニュース

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