生成AIを使用できる環境の職場は約2割にとどまるも、約7割が今後の使用に意欲的

2024年4月25日(木)16時24分 マイナビニュース

カウネットは4月25日、コミュニティサイト「カウネットモニカ」会員1365人を対象に実施した「ChatGPTなどの生成AIツールについて」と題する調査結果を公表した。生成AIを使用できる職場は約2割である一方、現在は使用できない職場の約7割が今後の使用に意欲的であることがわかった。
○AIを肯定的にとらえている人は半数以上
AIについてどの程度関心があるか尋ねると、「とても関心がある」が19.0%、「やや関心がある」が50.8%で、約7割の人が関心を持っていると回答した。
AIに関して「ポジティブ」か「ネガティブ」のどちらのイメージを持っているのか尋ねた質問では、「ポジティブ」が12.1%、「どちらかといえばポジティブ」が39.5%と半数以上がポジティブな印象を持っていた。一方で、ネガティブな印象と回答した人は16.1%にとどまり、AIを肯定的にとらえている人が多数であることがわかった。
代表的な生成AIツール「ChatGPT」の認知については、「知っている」が20.7%、「大体知っている」が26.4%、「聞いたことはあるが、あまり知らない」が43.9%まで含めると、認知率は9割以上と、日本でリリースされてまだ約1年ながらも急速に認知されていることがわかる結果となった。
○職場で生成AIツールを使用できる人は12%
職場がChatGPTなどの生成AIツールを使用できる環境かどうかを聞くと、「使用できる」が12.0%、「限定的に使用できる」が10.2%で約2割が使用できる環境であることがわかった。
職場で生成AIツールを使用できる人に、実際に仕事で使用しているかと聞くと、「使っている」が32.3%にとどまった。「使ったことはあるが、今は使っていない」が20.8%、「使っていない」が46.9%で、現状使用していない人が約7割であった。
生成AIをどのような業務で使用しているか聞くと、「文章の要約、データ抽出、会議録の文字起こし」が51.0%、次いで「多言語翻訳など、言語関連作業」が35.7%。職場の生成AIツール導入に対する姿勢については、積極的との回答が約2割、消極的が4割弱で、「どちらともいえない」が43.4%と多数を占めた。
職場の生成AIツール導入に対する取り組みについて尋ねると、「特に何もしていない、わからない」が81.6%と大多数を占めた。「AI関連の勉強会や研修を行っている」が約1割となっている。
職場の生成AIツール導入について、不安に感じることを聞くと、「不安は感じない」が48.5%。具体的な不安としてあがったのは「AIから得られる情報の信頼性」が30.0%、次いで「セキュリティリスク」が25.1%、「責任の所在が不明確になる」が20.3%。
現状の職場で生成AIが使用できない人に、今後使用できる環境になったら使ってみたいかと聞いてみると、「積極的に使いたい」が7.1%、「必要に応じて使いたい」が60.3%で、約7割が使いたいと回答した。

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