Microsoft、社内に残っていなかったMS-DOS 4.0を各者と協力しオープンソースに

2024年4月26日(金)10時47分 マイナビニュース

Microsoftは現地時間2024年4月25日、MS-DOS 4.0をオープンソースとしてGitHubに公開した。コンパイルに必要なnmakeなどのツールは同梱しているが、64ビット版Windows 11では実行できないため、x86系エミュレーターが必要となる。今回の取り組みは英国の若手研究者Connor Hyde氏と元Microsoft CTOのRay Ozzie氏が関係しており、Ozzie氏の手元にはLotus時代のDOS 4.0ベータ版バイナリーが残っていた。Hyde氏はMicrosoftのOSPD(Microsoft Open Source Programs Office)に連絡すると、同部署のトップを務めるJeff WilcoxHead氏が対応。内容が同社VP Developer CommunityのScott Hanselman氏に拡大し、IBMの協力を得てソースコードの公開に至った。
Microsoft社内にもMS-DOS 4.0の完全なソースコードは残っていなかったものの、Ozzie氏が提供したと思われるベータバイナリーやディスクイメージ、ドキュメントPDFを含んでいる。同社は現地時間2014年3月25日にもMS-DOS 1.25および2.0をオープンソース化した。1988年のOSに関心をお持ちの方は公式ブログの併読をお薦めする。

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