デパートでの買い物がお得になる「デパート友の会」とは？

「デパート友の会」は、積立額に一定の割合のボーナスを加算した額のお買い物券を受け取れるサービスです。たとえば、毎月1万円積み立てる場合なら、1年後に13万円のお買い物券になって戻ってくるなどです。

日常的にデパートを利用する方はもちろん「家族で食事するときだけ」「自分へのご褒美を買いたい」などたまにしか利用しない方も、とてもお得に利用できます。

この記事では、節約にも重宝するデパート友の会の詳細を解説します。

デパート友の会って何？

デパート友の会は、ひとことで言えば会員制の積立サービスです。

毎月選択した額を積立てていき、満期になるとボーナス分を加算した金額のお買い物券を受け取れます。友の会は大手百貨店の多くで運営されており、加入の申込さえすればデパートの利用頻度や利用金額を問わず、誰でも参加が可能です。

デパート友の会の特徴

では、具体的にデパート友の会の積立や優待に関して、詳細を見てみましょう。

積立期間と金額は自分で選べる

デパート友の会では、積立期間と積立金額にいくつかパターンが用意されており、自分の好きなコースを選べます。

たとえば、東武百貨店の友の会「クレソンサークル」では、金額と期間を以下のなかから選ぶことができます。

【12カ月コース】

【6カ月コース】

多くのデパート友の会が6カ月または12カ月のコースを用意しています。積立期間によってボーナスの金額は異なり、12カ月コースで積立額1カ月分、6カ月コースで月の積立額の40%程度とされるのが一般的です。

こうしてみると、銀行預金などと比べてプラスになる金額がとても大きいことが分かります。　

お買い物券は百貨店内の店舗で利用可能

満期時に受け取ったお買い物券は、百貨店内のほぼ全ての店舗で、現金の代わりに利用可能です。食料品の調達や生活用品の購入など、日常のお買い物で使うことができます。

また「書店しか利用しない」「お気に入りのブランドの店だけ利用する」という方も、年間の予算に合わせて積み立てることでお得に買い物ができます。百貨店内のお店を利用する方なら、好みに応じてさまざまな使い方ができるのも嬉しいポイントです。

ただし、百貨店のオンラインショップでは利用できない場合や、金券や地金の購入には使えないなど、一部利用が制限されることもあります。これらの点は百貨店によって扱いが異なるため、加入前に確認してみてください。

優待・割引サービスが利用できる

デパート友の会に参加している間は、提携施設での優待や割引サービスを利用できます。利用できる施設はデパートによって異なりますが、飲食店やホテル、エステ、葬儀社など多種多様です。

デパートの外でも施設をお得に利用できるため、日常生活の節約にも役立ちますね。

デパート友の会は節約の強い味方

ここまで読んで「うちはデパートはそんなに頻繁に使わないし……」と感じた方もいるかもしれませんね。

実はデパート友の会は、日常使いする方はもちろん、年に数回程度の利用でも節約に役立つ場合があります。デパート友の会の利用で、節約への効果を発揮する場面を紹介しましょう。

百貨店での買い物がお得になる

デパート友の会のもっとも大きなメリットが、実際に支払った積立額より多く買い物ができること。長期的な支出を抑えることができるため、節約に繋がります。

また百貨店によっては、積立中（満期前）でも友の会の会員証提示で、百貨店内で割引を受けられるところもあります。

高額商品の買い物にもぴったり

百貨店を日常使いしない人でも、友の会を利用することでライフステージに応じて必要な支出や、高額品の費用を用意できます。

たとえば家電の買い替えや、子供のランドセル購入など。金額の大きな出費が予想されるのであれば、あらかじめ積立しておくことでお得に利用できます。

お歳暮やお中元・手土産の用意にも

友の会のお買い物券は、お歳暮や手土産などギフトにも利用できます。人付き合いが多く、毎年一定額の支出がある方は、友の会の積立で費用を確保するのも一つの方法です。

支払う金額は同じでも、ボーナス分でギフトをグレードアップしたり、ボーナス分を別の買い物に充てられることもあります。

「デパート友の会」は節約に効果アリ

デパートを日常使いする人にも、そうでない人にもお得な「デパート友の会」。節約に高い効果が見込めます。興味がある方はぜひ検討してみてください。

ボーナス以外に、各種施設での優待も見逃せないポイント。こちらもぜひチェックしてください。