29日~30日「黄砂」飛来 九州から北海道の広い範囲に影響か 視程5キロ未満も
明日29日(金)から30日(土)は、西日本から北日本の広い範囲で黄砂が飛来する予想。視程が5キロ未満になる所もあり、交通機関への影響が出るおそれも。
29日〜30日 広範囲で黄砂飛来
今日28日(木)9時30分現在の衛星画像を見ると、中国大陸に広がる茶色の帯状「黄砂」が確認できます。この黄砂が上空の風に流されて日本付近に飛んでくるのは、29日(金)から30日(土)にかけて。九州から北海道の広範囲に影響が及ぶでしょう。
黄砂は、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが飛んでくる現象で、黄砂が最も多く観測されるのは、春(3〜5月)です。黄砂の量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまうことがあります。
明日29日(金)から30日(土)は、視程が5キロ未満になる所もあるでしょう。小型航空機の運航など、交通への影響がでるおそれがあるため、注意が必要です。
黄砂の健康への影響を予防するには
黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。
①日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
②黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。
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