大阪で黄砂を観測 明日18日にかけて広く黄砂の飛来予想 交通の影響など注意
今日17日、大阪で黄砂を観測しました。見通しは10キロメートル以上です。明日18日にかけて、西日本から北日本まで広い範囲に黄砂が飛来する見込みです。見通しが5キロメートル未満となった場合には、交通への障害が発生する恐れがあるため、ご注意ください。
大阪で黄砂を観測
今日17日、大阪で黄砂を観測しました。見通しは10キロメートル以上です。
気象衛星ひまわりの画像からも、中国大陸から西日本にかけてはやや茶色く見える部分があり、「黄砂」が流れてきている様子がはっきりと分かります。
洗濯物や車が汚れるなどの影響が考えられますので、ご注意ください。
なお、先月3月30日、31日は大阪と東京で2日間続けて黄砂を観測しました。3月31日以来の黄砂の観測となります。※いずれも見通しは10キロメートル以上。
※追記:今日17日正午現在、近畿や四国の広い範囲で黄砂を観測しています。
明日18日にかけて広い範囲に黄砂飛来 交通の影響など注意
明日18日にかけて、九州から関東、北陸、東北にかけてを中心に広い範囲に黄砂が飛来する見込みです。特に日本海側では濃度が濃くなる可能性もあります。
見通しが5キロメートル未満となった場合には、交通に影響が出る可能性もありますので、注意してください。
黄砂はどこから? 影響は?
黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。
黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3〜5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。
黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。
黄砂が体に与える影響
黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。
①日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
②黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。
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