11日 7月並みの暑さの所も 日本海側や内陸で真夏日予想 熱中症対策を
今日11日の日中は、各地で気温上昇。日本海側や内陸を中心に7月並みの暑さの所もあり、長野や山形などで最高気温30℃以上の真夏日予想。熱中症対策を心がけてください。
日中 速いペースで気温上昇
今日11日は広い範囲で晴れますが、高気圧の中心が東へ離れて、暖かい空気が流れ込みやすくなります。たっぷりの日差しと暖かな南よりの風、また山越えの風・フェーン現象の影響で、日本海側や内陸を中心に7月中旬から下旬並みの暑さになる所もあるでしょう。
最高気温は、長野で32℃、山形で31℃、松江や福島で30℃と、真夏日の予想です。速いペースで気温が上がり、長野では昼過ぎに気温が30℃を超えるでしょう。内陸では、午後3時頃が暑さのピークになる所が多い見込みです。
東京都心は、午前5時の気温が14.3℃。昨日10日の同じ時間よりも5℃ほど高くなっています。予想最高気温は26℃と、6日ぶりの夏日となるでしょう。
熱中症対策が必要な暑さに
今日11日の熱中症情報では、沖縄は「警戒」、九州から東北は「注意」となっています。
沖縄は、ムシッとした暑さになるでしょう。スポーツや屋外での作業は、こまめな水分補給や休憩が欠かせません。
九州から東北は、一度暑さが収まった後に、再び夏のような暑さ。空気はカラッとしていても、体にこたえる暑さです。喉が渇く前に水分をとる、室内でも無理をせず冷房を使うなど、熱中症対策をしてお過ごしください。
※暑さ指数(WBGT)は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
あると便利 熱中症対策グッズ
暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると便利です。
①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時にすぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を手軽に補給できます。
②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると日陰を作り出すことができます。
③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で体を冷やすことができます。
④冷却シートなどの冷却グッズも上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があればタオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
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