3つの台風に熱帯低気圧 急な大波注意
日本近海には台風5号や6号があり、22日午後3時には南シナ海で台風7号が発生しました。さらに台風のたまごともいえる熱帯低気圧が次々に発生。これらすべてが日本に影響を及ぼすわけではありませんが、海のレジャーは突然の大波に注意が必要です。
あちらこちらに活発な雲の塊
日本周辺の海が騒がしくなってきました。きのう21日は台風5号と6号が相次いで発生。さらに、きょう22日午後3時には南シナ海で台風7号が発生しました。きょう午後3時現在、台風5号は南鳥島近海にあり、このあともあまり動かず、さらに発達するでしょう。台風6号はミッドウェー諸島近海にあり、このあとは日本のはるか東を西よりに進む見込みです。台風7号は北西へ進み、華南へ近づくでしょう。また、四国沖の低気圧は今後、熱帯低気圧に変わるとみられます。さらにフィリピンの東海上から南シナ海周辺にかけても熱帯低気圧や熱帯低気圧に変わるとみられる低気圧が複数あります。これらの台風や熱帯低気圧のすべてが日本に影響を及ぼすわけではありませんが、太平洋側の海上ではうねりが届く所があるでしょう。
土用波に注意
「うねり」とは、遠くの台風や熱帯低気圧周辺で出来た波が、日本の沿岸まで伝わってくる波のことで、「土用波」とも呼ばれます。波の山はなだらかなので、沖合では分かりにくいのですが、海岸付近で急に高い波となって押し寄せるのが特徴です。
波の予想は「うねり」をチェック
この先、釣りや海水浴など、海のレジャーを予定している方は、波の情報に注目してください。下の図のように、「うねりを伴う」と書いてあったら、要注意です。晴れていて風は穏やかでも、予想外に高い波が襲ってくる恐れがあります。海のレジャーは突然の大波に注意が必要です。
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