北海道の3か月予報 秋は気温が高めでも冬は平年並み?
今日(22日)、札幌管区気象台より3か月の見通しが発表されました。気温は平年並みか高いですが、9月は平年より高く、10月は平年並みか高めで、11月は平年並みとなる見込みです。季節の歩みは10月から11月にかけて急にせわしなくなる可能性があります。降水量はほぼ平年並みでしょう。
9月 特に前半は気温が高めに
22日現在、残暑のピークとなっている道内ですが、29日頃にはほぼ平年並みの気温に戻る見込みです。
しかし、9月に入ると再び太平洋高気圧の張り出しが強まり、北海道付近には暖かい空気が流れ込みやすくなるでしょう。暑さがぶり返し、いったん気温が下がった分、暑さが厳しく感じられることもありそうです。ただ、平年より気温が高いとはいえ、札幌でも9月の平年の平均気温は上旬に20.8℃だったものが中旬には18.7℃、下旬は16.4℃と、8月に比べると下がり幅がかなり大きくなります。後半にかけては、遅ればせながら秋の雰囲気を感じられるようになっていくでしょう。
降水量はほぼ平年並みですが、天気は数日の周期で変わるため、太平洋高気圧の張り出しによる暖かく湿った空気の影響もあり夏のようなにわか雨となる恐れもあります。短時間強雨には注意が必要です。
10月 冬の便りはやや遅く?
10月は、日本海側では、前半は天気は数日の周期で変わるでしょう。後半は平年と同様に曇りや雨の日が多くなります。オホーツク海側では、天気は数日の周期で変わるでしょう。太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
気温は各地とも平年並みか高く、9月に続いて季節の歩みはやや遅くなるでしょう。初冠雪の平年は、早い所では旭岳で9月25日、利尻山で10月3日となっています。その他の地域でも平年だと10月中には初冠雪を迎えますが、今年はそれよりも遅い観測となる所が多いかもしれません。
11月 ずっと高かった気温は平年並みに
日本海側やオホーツク海側では、平年と同様に曇りや雪、または雨の日が多いでしょう。太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多くなる見込みです。
北海道地方は、3月に記録的高温となって平年より大幅に早い雪解けとなりましたが、それ以降平年より平均気温が高い月が続いており、6月、7月も記録的な暑さとなりました。現在の所8月も平年より高い平均気温となる見込みで、9月も平年より高く、10月も平年並みか高い予想となっています。しかし、11月にはいよいよ平年並みに戻るでしょう。例年より秋から冬にかけての季節の切り替わりが急に感じられるかもしれません。日々の天気予報を確認しながら服装などに注意し、体調を崩さないようにして下さい。
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