WELgeeが伴走したエチオピア出身の難民人材が宮入バルブで採用決定!
PR TIMES2024年2月19日(月)10時16分
「世界の難民と、世界へ挑む。」海外事業拡大を推進するバルブメーカーでエチオピア出身難民人材を即戦力として採用!
NPO法人WELgee(代表理事:渡部カンコロンゴ清花、以下「WELgee」)は、日本での就労に向けて伴走したエチオピア出身の難民人材が、株式会社宮入バルブ製作所(本社:東京都中央区 /代表取締役社長:西田 憲司 /以下 宮入バルブ)にて採用されたことを発表します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32891/75/resize/d32891-75-8744866c7d3c8c55f2fe-0.jpg ]
宮入バルブは1949年から、LPガス供給に関わるバルブ類を中心に、LNG(液化天然ガス)や液体水素のためのバルブ類や食品加工産業で使用されるバルブ、ノズル、カップリングの開発・製品化に携わるエネルギー関連分野のメーカーです。海外での新規事業開発を目指し、戦力となるグローバル人材を探していたところ、同社の社外取締役である藤田淑子氏(フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社 代表取締役)の紹介でWELgeeと出会い、2023年9月よりWELgee Talentsでの人材採用検討を進めてきました。
今回採用されたFさんはエチオピア出身の事業家。母国では大学院でMBAを取得後、商工会議所で経営管理や起業支援、ビジネスマッチングや財務コンサルなどのスキルを磨いてきました。2014年にJICAによるABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ:African Business Education Initiative for Youth)のスキームを使い、来日。東京農業大学でアグリビジネスマネジメントを専攻。在学中に、安全保障上の懸念、過去の迫害、そして現在も続く母国の政情不安のため、Fさんは日本に難民認定を申請しました。修士課程修了後は、約8年間、レストランのキッチンでパートタイムとして勤務し、日本のコミュニケーションスタイル、国民性、そして文化について深く学ぶ機会を得ました。今回の採用では、Fさんのビジネスマンとしての経験値や人柄、異文化コミュニケーション力、エチオピアでのビジネス経験等が評価されました。
WELgeeとFさんの出会いは2022年1月。履歴書のブラッシュアップ等、伴走してきました。
Fさんは2023年11月より宮入バルブにて3カ月のお試し雇用を実施。能力が高く評価され、2024年2月より正社員として採用されました。現在、海外事業マネジャーとして、海外の提携先企業とのコミュニケーションや、海外新規事業の考案・計画策定に取り組んでいます。
◎宮入バルブ 採用担当者様のコメント
[画像2: https://prtimes.jp/i/32891/75/resize/d32891-75-f28e961053c4439f5944-1.jpg ]
Fさんは、当社が海外での新規の事業開発を担って頂く人材として、これまでの経験と実績、さらには物腰柔らかで会話からも窺える素養を評価して、入社をお願いしました。やむを得ない事由により母国エチオピアを離れるにあたっては、日本の製品および文化に惹かれ難民申請をされて来日となった経緯があり、その後約8年間国内サービス業での勤務経験を踏まえ、異文化コミュニケーションに優れておられるので、当社と海外市場との橋渡しに適任であると考えています。
今回のFさんの採用に際しては、WELgeeの皆さんのご尽力に感謝を申し上げるとともに、今後もグローバルな人材採用に際しては、助言また人材のご紹介をよろしくお願いいたします。
◎ WELgee 就労伴走事業キャリアコーディネーター 武居 裕介のコメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/32891/75/resize/d32891-75-d0ba81536d75e1a16d98-2.jpg ]
「能ある鷹は爪を隠す」。
私の最初の面談の印象はこの一言に集約されると言って良い程、謙遜と礼儀正しさ、器の大きさを感じる人格者であり、日本社会の適応のために自分自身をあえて低くみせようとしている姿勢に強く心を打たれました。
Fさんに最適なポジションは、海外開拓や海外ビジネスディベロッパーで、かつ経営者の参謀のような位置付け。一方、世の中はコロナ渦にあり、海外ビジネスに対する風向きは悪い状況。Fさんはなかなか輝ける最適なチャンスを得られないでいました。
しかしながら、WELgeeとの初回面談から約2年が経過し、やっと転機が訪れました。WELgeeが宮入バルブさんのグローバル人材ニーズを伺い、Fさんと一度会って欲しいと提案。西田社長が一度の面談でFさんのビジネスマンとしての能力や謙虚な人柄を見抜き、日本語が不自由な中でも、忍耐強くコミュニケーションを図ろうとする姿勢を高く評価し、採用を即決され、奇跡のマッチングとなりました。これから、Fさんの奔走する新規海外事業がどのように発展していくかが、とても楽しみです。
◎ 宮入バルブの概要
設立 : 昭和24年4月8日
本社 : 東京都中央区
代表取締役社長:西田 憲司 氏
HP : https://www.miyairi-valve.co.jp/
◎ WELgeeの概要
日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「WELgee Talents」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、一人ひとりの難民が持つスキルや経験を、日本社会の様々なアクターの課題解決に生かし、お互いの強みを生かした価値創造を行う「共創事業」を運営しています。詳しくは https://welgee.jp/ をご確認ください。
◎難民の定義
難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。 近年、UNHCRのガイドラインなどによって国際慣習では、紛争・ジェンダー・気候変動での強制移住をせざるを得なくなった人々についても難民として保護する流れが主流になっています。
◎WELgeeの「難民」の考え方
難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。WELgeeは、命の危険があって現在祖国に戻れない状態にある人を活動の対象としており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。
◎WELgee活動のスタンス
WELgeeは「難民」を保護対象としてのみならず、一人ひとりが志や経験をもった個人として捉えています。政府による難民認定だけをゴールにするのではなく、難民の人生の再建の選択肢を増やす取り組みを行っています。
NPO法人WELgee(代表理事:渡部カンコロンゴ清花、以下「WELgee」)は、日本での就労に向けて伴走したエチオピア出身の難民人材が、株式会社宮入バルブ製作所(本社:東京都中央区 /代表取締役社長:西田 憲司 /以下 宮入バルブ)にて採用されたことを発表します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32891/75/resize/d32891-75-8744866c7d3c8c55f2fe-0.jpg ]
宮入バルブは1949年から、LPガス供給に関わるバルブ類を中心に、LNG(液化天然ガス)や液体水素のためのバルブ類や食品加工産業で使用されるバルブ、ノズル、カップリングの開発・製品化に携わるエネルギー関連分野のメーカーです。海外での新規事業開発を目指し、戦力となるグローバル人材を探していたところ、同社の社外取締役である藤田淑子氏(フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社 代表取締役)の紹介でWELgeeと出会い、2023年9月よりWELgee Talentsでの人材採用検討を進めてきました。
今回採用されたFさんはエチオピア出身の事業家。母国では大学院でMBAを取得後、商工会議所で経営管理や起業支援、ビジネスマッチングや財務コンサルなどのスキルを磨いてきました。2014年にJICAによるABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ:African Business Education Initiative for Youth)のスキームを使い、来日。東京農業大学でアグリビジネスマネジメントを専攻。在学中に、安全保障上の懸念、過去の迫害、そして現在も続く母国の政情不安のため、Fさんは日本に難民認定を申請しました。修士課程修了後は、約8年間、レストランのキッチンでパートタイムとして勤務し、日本のコミュニケーションスタイル、国民性、そして文化について深く学ぶ機会を得ました。今回の採用では、Fさんのビジネスマンとしての経験値や人柄、異文化コミュニケーション力、エチオピアでのビジネス経験等が評価されました。
WELgeeとFさんの出会いは2022年1月。履歴書のブラッシュアップ等、伴走してきました。
Fさんは2023年11月より宮入バルブにて3カ月のお試し雇用を実施。能力が高く評価され、2024年2月より正社員として採用されました。現在、海外事業マネジャーとして、海外の提携先企業とのコミュニケーションや、海外新規事業の考案・計画策定に取り組んでいます。
◎宮入バルブ 採用担当者様のコメント
[画像2: https://prtimes.jp/i/32891/75/resize/d32891-75-f28e961053c4439f5944-1.jpg ]
Fさんは、当社が海外での新規の事業開発を担って頂く人材として、これまでの経験と実績、さらには物腰柔らかで会話からも窺える素養を評価して、入社をお願いしました。やむを得ない事由により母国エチオピアを離れるにあたっては、日本の製品および文化に惹かれ難民申請をされて来日となった経緯があり、その後約8年間国内サービス業での勤務経験を踏まえ、異文化コミュニケーションに優れておられるので、当社と海外市場との橋渡しに適任であると考えています。
今回のFさんの採用に際しては、WELgeeの皆さんのご尽力に感謝を申し上げるとともに、今後もグローバルな人材採用に際しては、助言また人材のご紹介をよろしくお願いいたします。
◎ WELgee 就労伴走事業キャリアコーディネーター 武居 裕介のコメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/32891/75/resize/d32891-75-d0ba81536d75e1a16d98-2.jpg ]
「能ある鷹は爪を隠す」。
私の最初の面談の印象はこの一言に集約されると言って良い程、謙遜と礼儀正しさ、器の大きさを感じる人格者であり、日本社会の適応のために自分自身をあえて低くみせようとしている姿勢に強く心を打たれました。
Fさんに最適なポジションは、海外開拓や海外ビジネスディベロッパーで、かつ経営者の参謀のような位置付け。一方、世の中はコロナ渦にあり、海外ビジネスに対する風向きは悪い状況。Fさんはなかなか輝ける最適なチャンスを得られないでいました。
しかしながら、WELgeeとの初回面談から約2年が経過し、やっと転機が訪れました。WELgeeが宮入バルブさんのグローバル人材ニーズを伺い、Fさんと一度会って欲しいと提案。西田社長が一度の面談でFさんのビジネスマンとしての能力や謙虚な人柄を見抜き、日本語が不自由な中でも、忍耐強くコミュニケーションを図ろうとする姿勢を高く評価し、採用を即決され、奇跡のマッチングとなりました。これから、Fさんの奔走する新規海外事業がどのように発展していくかが、とても楽しみです。
◎ 宮入バルブの概要
設立 : 昭和24年4月8日
本社 : 東京都中央区
代表取締役社長:西田 憲司 氏
HP : https://www.miyairi-valve.co.jp/
◎ WELgeeの概要
日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「WELgee Talents」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、一人ひとりの難民が持つスキルや経験を、日本社会の様々なアクターの課題解決に生かし、お互いの強みを生かした価値創造を行う「共創事業」を運営しています。詳しくは https://welgee.jp/ をご確認ください。
◎難民の定義
難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。 近年、UNHCRのガイドラインなどによって国際慣習では、紛争・ジェンダー・気候変動での強制移住をせざるを得なくなった人々についても難民として保護する流れが主流になっています。
◎WELgeeの「難民」の考え方
難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。WELgeeは、命の危険があって現在祖国に戻れない状態にある人を活動の対象としており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。
◎WELgee活動のスタンス
WELgeeは「難民」を保護対象としてのみならず、一人ひとりが志や経験をもった個人として捉えています。政府による難民認定だけをゴールにするのではなく、難民の人生の再建の選択肢を増やす取り組みを行っています。
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