今、空前の暗算ブーム!数学教育研究家・鍵本聡が「数学が好きになるコツ」をアドバイス
TOKYO FM+2023年12月31日(日)11時0分
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜〜木曜13:00〜14:55)。12月20日(水)の放送は、数学教育研究家の鍵本聡(かぎもと・さとし)先生をリモートゲストに迎え、お送りしました。
◆2の倍数と5の倍数の掛け算を簡単に解くコツ
20万部超のベストセラー「計算力を強くする」などの著者・鍵本先生は、高校教師、予備校講師、大学進学専門塾代表を経て、現在は大阪・鶴橋で総合教育学院「1223KSP」を運営。さらには関西学院大学、大阪芸術大学、大阪女学院大学で非常勤講師をつとめています。そして、11月6日(月)に最新の著書「小学生〜大人まで 16000×0.45が3秒で暗算できる」(講談社)を発売しました。
この本には簡単に「2の倍数」×「5の倍数」の暗算ができる方法が紹介されており、そのなかから今回“2の倍数と5の倍数を見抜くポイント”を教えてもらうことに。鍵本先生いわく「世の中の数字の半分は偶数で、みんな5の倍数は5分の1の確率であると思っていますけど、実は僕らが日常生活で使っている数字は“5の倍数”が多い」と言います。
例えば、試験時間にしても“53分”など中途半端な時間はなく、スーパーなどの割引も“5%”“10%”など、5の倍数がほとんどで、「要するに、僕らの生活のなかでは“2”と“5”が大事な数で、掛け算する機会は想像以上にたくさんある」と説明します。
さらには、2の倍数と5の倍数の掛け算を簡単に解くコツも。その方法は、2の倍数を2で割って、その代わりに5の倍数に“2”をかけるだけ。例えば、「12×15=180」ですが、前述の通りにすると「6×30」となり、簡単に答えが導けます。このように「15の2倍は30、75の2倍は150と、5の倍数は2倍すると瞬く間に簡単な数に変わる。そうすれば、暗算も簡単になるんです」と解説。新刊は、こうした裏技がたくさん記載されています。
さらに鍵本先生は、読めば暗算が簡単にできるようになるだけでなく「頭のなかで先読みするという訓練にもなる」と断言。また、AI時代にはこうした先を読む力が重要だと力説すると、れなちは「暗算力を鍛えることがライフハックにもなってくる時代なんですね」と納得します。
◆数学が好きになる“教育法”
世の中には数学が苦手な人がたくさんいます。そこで、れなちが「数学は1度苦手になると『ずっと嫌い』という人が結構多いと思うのですが、数学が苦手にならないようにするためにはどうすればいいでしょうか?」と質問。これに鍵本先生は、「数字に計算が入ってきて(テストなどで)点数がつくから、みんな嫌がるんです。だから、まずは『好きな数字』を考えてみるといいと思います。数字の好き嫌いって実は重要なんです」と答えます。
例えば、選んだ数字を倍にしたり、割ってみたりして、それがどんな数字なのかを研究すると“数字のキャラクター”がみえてくると言い、「例えば“37”は割ることができずに孤立している、誰とも仲良くない数字。一方“96”は、2でも、3でも、4でも、6でも割れる、めっちゃ友達が多い数字もある」と説明します。
また、子どもを持つ親御さんには、「計算が苦手なら計算しなくてもいいんです」とキッパリ。というのも、「数字が好きになってきたら、自然と“ちょっと計算してみようかな”という気持ちになってくるので、(テストの)点数が悪かったからといって怒るのはやめてほしい。それをすると、みんな嫌いになっちゃうので。もし点数が悪かったら、(子どもと)一緒にできなかった問題を解いてみて、『こうやってやるんだ!』って分かるようになると、楽しくなってくると思います」とアドバイスを送りました。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
◆2の倍数と5の倍数の掛け算を簡単に解くコツ
20万部超のベストセラー「計算力を強くする」などの著者・鍵本先生は、高校教師、予備校講師、大学進学専門塾代表を経て、現在は大阪・鶴橋で総合教育学院「1223KSP」を運営。さらには関西学院大学、大阪芸術大学、大阪女学院大学で非常勤講師をつとめています。そして、11月6日(月)に最新の著書「小学生〜大人まで 16000×0.45が3秒で暗算できる」(講談社)を発売しました。
この本には簡単に「2の倍数」×「5の倍数」の暗算ができる方法が紹介されており、そのなかから今回“2の倍数と5の倍数を見抜くポイント”を教えてもらうことに。鍵本先生いわく「世の中の数字の半分は偶数で、みんな5の倍数は5分の1の確率であると思っていますけど、実は僕らが日常生活で使っている数字は“5の倍数”が多い」と言います。
例えば、試験時間にしても“53分”など中途半端な時間はなく、スーパーなどの割引も“5%”“10%”など、5の倍数がほとんどで、「要するに、僕らの生活のなかでは“2”と“5”が大事な数で、掛け算する機会は想像以上にたくさんある」と説明します。
さらには、2の倍数と5の倍数の掛け算を簡単に解くコツも。その方法は、2の倍数を2で割って、その代わりに5の倍数に“2”をかけるだけ。例えば、「12×15=180」ですが、前述の通りにすると「6×30」となり、簡単に答えが導けます。このように「15の2倍は30、75の2倍は150と、5の倍数は2倍すると瞬く間に簡単な数に変わる。そうすれば、暗算も簡単になるんです」と解説。新刊は、こうした裏技がたくさん記載されています。
さらに鍵本先生は、読めば暗算が簡単にできるようになるだけでなく「頭のなかで先読みするという訓練にもなる」と断言。また、AI時代にはこうした先を読む力が重要だと力説すると、れなちは「暗算力を鍛えることがライフハックにもなってくる時代なんですね」と納得します。
◆数学が好きになる“教育法”
世の中には数学が苦手な人がたくさんいます。そこで、れなちが「数学は1度苦手になると『ずっと嫌い』という人が結構多いと思うのですが、数学が苦手にならないようにするためにはどうすればいいでしょうか?」と質問。これに鍵本先生は、「数字に計算が入ってきて(テストなどで)点数がつくから、みんな嫌がるんです。だから、まずは『好きな数字』を考えてみるといいと思います。数字の好き嫌いって実は重要なんです」と答えます。
例えば、選んだ数字を倍にしたり、割ってみたりして、それがどんな数字なのかを研究すると“数字のキャラクター”がみえてくると言い、「例えば“37”は割ることができずに孤立している、誰とも仲良くない数字。一方“96”は、2でも、3でも、4でも、6でも割れる、めっちゃ友達が多い数字もある」と説明します。
また、子どもを持つ親御さんには、「計算が苦手なら計算しなくてもいいんです」とキッパリ。というのも、「数字が好きになってきたら、自然と“ちょっと計算してみようかな”という気持ちになってくるので、(テストの)点数が悪かったからといって怒るのはやめてほしい。それをすると、みんな嫌いになっちゃうので。もし点数が悪かったら、(子どもと)一緒にできなかった問題を解いてみて、『こうやってやるんだ!』って分かるようになると、楽しくなってくると思います」とアドバイスを送りました。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
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