北朝鮮・党幹部妻「16歳少女」襲撃事件のドロドロの背景
北朝鮮の結婚法は「国は青年たちが祖国と人民のために、社会と集団のために、熱心に働き、結婚する社会的気風を奨励する」(第9条)と定め、個人間の結合より、革命達成のための組織としての夫婦、家族という意味合いに重きを置いている。
また、「公民は家庭を仲睦まじく明朗にしなければならない」(第15条)と、夫婦仲が良いことを義務として明記している。
しかし浮華事件、つまり不倫に関する事件は各地で起きていて、悲しい結末を招くこともある。
そんな中、嫉妬に狂った妻が、女子中学生を夫の不倫相手と思い込み、暴行を振るう事件が起きた。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた事件の概要は次のようなものだ。
三池淵(サムジヨン)郡の協同農場の朝鮮労働党の初級党(地域委員会)の副秘書は、ある一家の面倒を見ていた。一家は極貧に喘いでおり、副秘書は地域のトップにあたる党秘書とともに、食べ物を支援するなど、親身になって世話を焼いていた。
そんな一家の16歳になる中学生の娘がある日、妊娠した事実がわかった。相手など詳しいことについて情報筋は言及していないが、それを知った副秘書の40代の妻は「夫と関係を持ったに違いない」と思い込んだ。
そして、家に押しかけて女子中学生に暴行を加え、入院するほどの大怪我をさせてしまったというものだ。裁判でこの女性に下された判決は、教化刑(懲役刑)2年。副秘書の妻ともなれば、コネとカネを使ってあっという間に出所できそうなものだが、どうも今回は様子が違う。
副秘書は、妻が教化所(刑務所)送りになったことを悲しんでいると思いきや、捜査に積極的に協力したというのだ。
この夫婦の間には子どもが2人いるが、妻は疑い深い性格で、常に夫が何かしでかしていないかを疑い、喧嘩が絶えなかったという。つまり、事件をきっかけに「厄介払い」を決意したということのようだ。
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