青森山田が決勝進出!GK鈴木のセーブでPK戦を制す! 市立船橋はベスト4敗退
サッカーキング2024年1月6日(土)12時5分
決勝進出を決めた青森山田[写真]=金田慎平
第102回全国高校サッカー選手権大会・準決勝が6日に行われ、市立船橋(千葉)と青森山田(青森)が対戦した。
3年ぶり24回目の出場となる市立船橋は、1回戦で高川学園(山口)、2回戦で帝京長岡(新潟)、3回戦で星稜(石川)、準々決勝で名古屋(愛知)を倒して勝ち上がってきた。一方、27年連続29回目の出場となる青森山田は、2回戦で飯塚(福岡)、3回戦で広島国際学院(広島)、準々決勝で昌平(埼玉)に勝利して、準決勝に挑む。
試合は早い時間帯に動いた。11分、左からのコーナーキックを芝田玲が蹴ると、鋭いボールに小泉佳絃がドンピシャで高い打点でヘディング。シュートは見事にゴールへと吸い込まれた。小泉の今大会3点目で青森山田が先制に成功する。
その後、試合は互いに一歩も譲らない拮抗した展開となった。両チームともにセットプレーからゴールに迫るが、前半はこのまま追加点は生まれず。青森山田が1点をリードしてハーフタイムへ突入した。
後半も白熱した攻防が繰り広げられた。先にチャンスをつくったのは市立船橋。“エース”郡司璃来がキャプテンの太田隼剛から縦パスを受けると、うまくターンして右足でシュート。しかし、これは枠を捉えることができず、同点弾とはならなかった。
その後、市立船橋がボールを動かして一方的に攻撃を仕掛ける展開となるが、青森山田も組織的に守備を続けて隙を見せない。試合はこう着状態に陥った。
だが、79分に試合が動く。後方からスペースへ走り込んだ太田へ、右サイドの佐藤凛音からのパスが通ると、太田は左足のアウトでゴール前に折り返す。これを久保原心優が冷静にダイレクトでシュートし、ゴールネットに突き刺した。市立船橋が試合終盤に同点に追いつく。
追いついた市立船橋は攻撃の勢いを加速させる。80分には久保原心優が見事な胸トラップからゴール前で決定的なシュート。しかし、これは青森山田のGK鈴木将永が好セーブし、得点を許さなかった。
最後まで緊迫した展開が続いたが、1-1のまま後半が終了し、勝負はPK戦へ突入した。
1本目は両チームの主将がキッカーを務めた。先行、青森山田の山本は成功したが、後攻、市立船橋の太田が青森山田GK鈴木にセーブされる。
2本目、3本目は両チームともに成功し、迎えた4本目。青森山田の小林拓斗のシュートを市立船橋のGKギマラエス ニコラスがセーブ。対する市立船橋の岡部タリクカナイ颯斗のシュートを今度は鈴木がセーブした。そして、勝負が決する5本目のキッカーは青森山田のエース米谷壮史。米谷は冷静にシュートを決めて、青森山田が4-2でPK戦を制した。
決勝進出を決めた青森山田は、この後行われる近江(滋賀)vs堀越(東京A)と勝者と、8日に国立競技場で対戦する。
【スコア】
市立船橋 1-1(PK:2-4) 青森山田
【得点者】
0-1 11分 小泉佳絃(青森山田)
1-1 79分 久保原心優(市立船橋)
3年ぶり24回目の出場となる市立船橋は、1回戦で高川学園(山口)、2回戦で帝京長岡(新潟)、3回戦で星稜(石川)、準々決勝で名古屋(愛知)を倒して勝ち上がってきた。一方、27年連続29回目の出場となる青森山田は、2回戦で飯塚(福岡)、3回戦で広島国際学院(広島)、準々決勝で昌平(埼玉)に勝利して、準決勝に挑む。
試合は早い時間帯に動いた。11分、左からのコーナーキックを芝田玲が蹴ると、鋭いボールに小泉佳絃がドンピシャで高い打点でヘディング。シュートは見事にゴールへと吸い込まれた。小泉の今大会3点目で青森山田が先制に成功する。
その後、試合は互いに一歩も譲らない拮抗した展開となった。両チームともにセットプレーからゴールに迫るが、前半はこのまま追加点は生まれず。青森山田が1点をリードしてハーフタイムへ突入した。
後半も白熱した攻防が繰り広げられた。先にチャンスをつくったのは市立船橋。“エース”郡司璃来がキャプテンの太田隼剛から縦パスを受けると、うまくターンして右足でシュート。しかし、これは枠を捉えることができず、同点弾とはならなかった。
その後、市立船橋がボールを動かして一方的に攻撃を仕掛ける展開となるが、青森山田も組織的に守備を続けて隙を見せない。試合はこう着状態に陥った。
だが、79分に試合が動く。後方からスペースへ走り込んだ太田へ、右サイドの佐藤凛音からのパスが通ると、太田は左足のアウトでゴール前に折り返す。これを久保原心優が冷静にダイレクトでシュートし、ゴールネットに突き刺した。市立船橋が試合終盤に同点に追いつく。
追いついた市立船橋は攻撃の勢いを加速させる。80分には久保原心優が見事な胸トラップからゴール前で決定的なシュート。しかし、これは青森山田のGK鈴木将永が好セーブし、得点を許さなかった。
最後まで緊迫した展開が続いたが、1-1のまま後半が終了し、勝負はPK戦へ突入した。
1本目は両チームの主将がキッカーを務めた。先行、青森山田の山本は成功したが、後攻、市立船橋の太田が青森山田GK鈴木にセーブされる。
2本目、3本目は両チームともに成功し、迎えた4本目。青森山田の小林拓斗のシュートを市立船橋のGKギマラエス ニコラスがセーブ。対する市立船橋の岡部タリクカナイ颯斗のシュートを今度は鈴木がセーブした。そして、勝負が決する5本目のキッカーは青森山田のエース米谷壮史。米谷は冷静にシュートを決めて、青森山田が4-2でPK戦を制した。
決勝進出を決めた青森山田は、この後行われる近江(滋賀)vs堀越(東京A)と勝者と、8日に国立競技場で対戦する。
【スコア】
市立船橋 1-1(PK:2-4) 青森山田
【得点者】
0-1 11分 小泉佳絃(青森山田)
1-1 79分 久保原心優(市立船橋)
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