『FIFA 22』eJリーグ王者はアビスパ福岡代表のエビプール!『eFootball』世界王者が制す「家族に苦労を。懸ける想いは人一倍」
サッカーキング2022年1月30日(日)12時19分
eJリーグを制したエビプール ©J.LEAGUE
29日、人気サッカーゲーム『FIFA 22』を使用したeSports大会『FIFA 22 グローバルシリーズ eJリーグ Powered by plala』が開催され、『クラブチャンピオンカップ』でアビスパ福岡代表のエビプールが優勝した。
一昨年は新型コロナウイルスの影響で中止、昨年はオンラインでの開催となったが、今年は2019年以来となるオフラインでの開催となった決勝大会。『FIFA 22』に搭載されているJリーグチームを使用し、Jリーグ各クラブの推薦選手や各クラブ予選を勝ち抜いた選手が、それぞれのクラブを操作する。選手レートは能力値平均90に統一。一方で身長などは元選手のデータが生かされるので、各クラブの特長も各選手が頭に入れつつ進む中、日本一を争った。
準決勝にはサッカーe日本代表であるアグ(横浜F・マリノス)、ジェイ(川崎フロンターレ、eJリーグ前回王者)、ナスリ(鹿島アントラーズ)に加え、『eFootball 2021』で世界王者に輝いた実績を持つ初出場のエビプール(アビスパ福岡)が勝ち残る。
各ラウンド、ホームアンドアウェーで行われるレギュレーション。前回王者ジェイとエビプールの一戦では第1戦をジェイが1-0で勝利するも、エビプールも第2戦を1-0で制して、譲らずにゴールデンゴール方式の延長戦へ。もつれた一戦は杉本太郎のグラウンダーパスをフアンマで流し込んだエビプールが、王者を下す番狂わせを起こした。
もう一試合はナスリとアグの日本代表対決。サイドでボールを保持しつつ、気を見て差し込む中央へのパスを中心に組み立てるナスリが主導権を握り、一時は2戦合計4-1と優位に進めたが、オフラインでの戦いへの自信を語っていたアグが、準々決勝のマイキー(大分トリニータ)戦に続く脅威の粘りを見せて同点に。こちらも延長へなだれ込むと、1試合の延長戦では両者無得点と譲らず。2戦目の延長戦で宮市亮のロブパスに抜けだしたレオ・セアラのシュートでゴールを陥れたアグが勝利した。
勝てばともにeJリーグ初制覇となるエビプールとアグの決勝戦。第1戦はアグがボールを保持してエビプールが粘り強く守備をする時間が多くなったが、後半に隙をついて山岸祐也の得点でエビプールが先制。そのまま逃げ切った。第2戦ではエビプールが前半終了間際に杉本のクロスからジョルディ・クルークスが決めて、2戦合計で貴重な2点目を獲得。後半の立ち上がりではクルークスのクロスから杉本が決め、さらにリードを広げると、アグの反撃を1点に抑え、見事にエビプールがeJリーグ初出場で初のタイトルと賞金100万円を手にした。
『eFootball』に続き、『FIFA』でも栄冠を手にしたエビプールは、「自分の戦い方を貫いた」と今大会の快進撃を振り返ると、所属プロチームを離れた中で支えてきた家族への感謝を口に。
「今は無所属で給料もない状態です。貯金を切り崩し、奥さんも働いていて、ギリギリでやっていて。この1年本気でやって、ダメならこの道をあきらめようと思っていました。だから懸ける想いは人一倍強かったと思います。(賞金100万円は)すごくありがたいですし、これまで苦労をかけている奥さんを喜ばせることに使いたいです」
eJリーグの大会エントリーは各クラブ予選に参加して勝ち上がることで、そのクラブを代表して臨む。そのため、福岡を選んだのは勝ち上がりやすさも踏まえての選択だったと正直に明かしつつ、「プレーをしていくうちに選手の名前も特長もどんどん覚えていきましたし、愛着もどんどんわいていきました。アビスパのサポーターの皆さんもすごく応援してくれて、どんどん好きになっていって。アビスパは昨シーズン、川崎に勝ったり、J1でも結果を残して、すごく面白いサッカーもしていて。今後も応援していきます」と、リアルとゲームの相乗効果も生まれたようだ。
決勝で敗れたアグは「一歩及びませんでした」と勝者を称えると、準々決勝、準決勝と延長戦で勝ち上がったことによる脳の疲労などもありつつ、サッカーe日本代表として、今大会前日に「FIFAe Nations Cup 2022」の出場権を懸けたアジア予選を戦っていた連戦による「過密日程での準備不足」を課題として挙げた。もちろん「代表としての恩恵も受けています。大変な中で勝たないといけないのが宿命でもありますし、改善をしていくしかないので。実際、いろいろな面で成長しないといけないし、成長できていると思います」と続け、まだまだ自身の成長の余地があると感じているようだ。
エビプールは『eFootball』と『FIFA』の“二刀流”については「どちらにいくか、二刀流で試して選んでいこうと思っています。二刀流で行くほど甘い世界ではないと思うので」と、宣言。「(eSportsとしてのサッカーは)世界では盛り上がっていますが、日本ではまだまだで。イメージを変えたいと思っています。今回の大会を見ていただいた方は実際のサッカー同様の面白さを感じてくれたと思います」と、白熱した今大会への満足感を示し、今後もeSportsに貢献していくと話している。
30日にはFIFAが主催する公式eSports大会「FIFA eWORLD CUP」予選である「グローバルシリーズプレーオフ」への出場権が与えられる『FUTチャンピオンカップ』が開催。選手たちがゲーム内の『FUT』モードで普段使用している選手たちを使用して、出場枠を争う。
【動画】激闘のeJリーグ、影山優佳さんも大興奮
一昨年は新型コロナウイルスの影響で中止、昨年はオンラインでの開催となったが、今年は2019年以来となるオフラインでの開催となった決勝大会。『FIFA 22』に搭載されているJリーグチームを使用し、Jリーグ各クラブの推薦選手や各クラブ予選を勝ち抜いた選手が、それぞれのクラブを操作する。選手レートは能力値平均90に統一。一方で身長などは元選手のデータが生かされるので、各クラブの特長も各選手が頭に入れつつ進む中、日本一を争った。
準決勝にはサッカーe日本代表であるアグ(横浜F・マリノス)、ジェイ(川崎フロンターレ、eJリーグ前回王者)、ナスリ(鹿島アントラーズ)に加え、『eFootball 2021』で世界王者に輝いた実績を持つ初出場のエビプール(アビスパ福岡)が勝ち残る。
各ラウンド、ホームアンドアウェーで行われるレギュレーション。前回王者ジェイとエビプールの一戦では第1戦をジェイが1-0で勝利するも、エビプールも第2戦を1-0で制して、譲らずにゴールデンゴール方式の延長戦へ。もつれた一戦は杉本太郎のグラウンダーパスをフアンマで流し込んだエビプールが、王者を下す番狂わせを起こした。
もう一試合はナスリとアグの日本代表対決。サイドでボールを保持しつつ、気を見て差し込む中央へのパスを中心に組み立てるナスリが主導権を握り、一時は2戦合計4-1と優位に進めたが、オフラインでの戦いへの自信を語っていたアグが、準々決勝のマイキー(大分トリニータ)戦に続く脅威の粘りを見せて同点に。こちらも延長へなだれ込むと、1試合の延長戦では両者無得点と譲らず。2戦目の延長戦で宮市亮のロブパスに抜けだしたレオ・セアラのシュートでゴールを陥れたアグが勝利した。
勝てばともにeJリーグ初制覇となるエビプールとアグの決勝戦。第1戦はアグがボールを保持してエビプールが粘り強く守備をする時間が多くなったが、後半に隙をついて山岸祐也の得点でエビプールが先制。そのまま逃げ切った。第2戦ではエビプールが前半終了間際に杉本のクロスからジョルディ・クルークスが決めて、2戦合計で貴重な2点目を獲得。後半の立ち上がりではクルークスのクロスから杉本が決め、さらにリードを広げると、アグの反撃を1点に抑え、見事にエビプールがeJリーグ初出場で初のタイトルと賞金100万円を手にした。
『eFootball』に続き、『FIFA』でも栄冠を手にしたエビプールは、「自分の戦い方を貫いた」と今大会の快進撃を振り返ると、所属プロチームを離れた中で支えてきた家族への感謝を口に。
「今は無所属で給料もない状態です。貯金を切り崩し、奥さんも働いていて、ギリギリでやっていて。この1年本気でやって、ダメならこの道をあきらめようと思っていました。だから懸ける想いは人一倍強かったと思います。(賞金100万円は)すごくありがたいですし、これまで苦労をかけている奥さんを喜ばせることに使いたいです」
eJリーグの大会エントリーは各クラブ予選に参加して勝ち上がることで、そのクラブを代表して臨む。そのため、福岡を選んだのは勝ち上がりやすさも踏まえての選択だったと正直に明かしつつ、「プレーをしていくうちに選手の名前も特長もどんどん覚えていきましたし、愛着もどんどんわいていきました。アビスパのサポーターの皆さんもすごく応援してくれて、どんどん好きになっていって。アビスパは昨シーズン、川崎に勝ったり、J1でも結果を残して、すごく面白いサッカーもしていて。今後も応援していきます」と、リアルとゲームの相乗効果も生まれたようだ。
決勝で敗れたアグは「一歩及びませんでした」と勝者を称えると、準々決勝、準決勝と延長戦で勝ち上がったことによる脳の疲労などもありつつ、サッカーe日本代表として、今大会前日に「FIFAe Nations Cup 2022」の出場権を懸けたアジア予選を戦っていた連戦による「過密日程での準備不足」を課題として挙げた。もちろん「代表としての恩恵も受けています。大変な中で勝たないといけないのが宿命でもありますし、改善をしていくしかないので。実際、いろいろな面で成長しないといけないし、成長できていると思います」と続け、まだまだ自身の成長の余地があると感じているようだ。
エビプールは『eFootball』と『FIFA』の“二刀流”については「どちらにいくか、二刀流で試して選んでいこうと思っています。二刀流で行くほど甘い世界ではないと思うので」と、宣言。「(eSportsとしてのサッカーは)世界では盛り上がっていますが、日本ではまだまだで。イメージを変えたいと思っています。今回の大会を見ていただいた方は実際のサッカー同様の面白さを感じてくれたと思います」と、白熱した今大会への満足感を示し、今後もeSportsに貢献していくと話している。
30日にはFIFAが主催する公式eSports大会「FIFA eWORLD CUP」予選である「グローバルシリーズプレーオフ」への出場権が与えられる『FUTチャンピオンカップ』が開催。選手たちがゲーム内の『FUT』モードで普段使用している選手たちを使用して、出場枠を争う。
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