松尾佑介の評価ポイントは？ウェステルロー監督言及。浦和からベルギー移籍

　シント=トロイデンVVをはじめベルギー1部クラブへの日本人選手加入が相次ぐ中、MF松尾佑介（25）も明治安田生命J1リーグ・浦和レッズからKVCウェステルローへ期限付き移籍。同選手に対して、KVCウェステルローのヨナス・デ・ルーク監督が早くも期待を寄せている。

　松尾佑介は2021年12月に横浜FCから浦和レッズへ完全移籍。2022シーズンにJ1リーグで25試合に出場して4ゴールをあげるなど、主力選手として活躍していた。すると海外移籍の可能性が報じられる中、先月20日に浦和レッズの沖縄キャンプから離脱。先月30日にKVCウェステルローへの期限付き移籍が正式決定している。

　そんな松尾佑介は、先月27日から新天地でのトレーニングに参加。デ・ルーク監督は先月31日の会見にて「我々のスカウトは、徹底的に宿題をこなした」とクラブスタッフを称えた上で「松尾佑介は正しい姿勢の持ち主で、クラブのイメージにぴったり合う選手だ。賢くて、多才で、技術面でも素晴らしい。複数ポジションでプレーできる」と、同選手を高評価。

　「まだ慣れるのに時間が必要だが、彼の準備が整うまで日々指導していく。トレーニングで自分の力を証明しなければならないが、チームの戦力になってくれると確信している」と語るなど、松尾佑介の台頭を期待している。

　松尾佑介とKVCウェステルローの契約内容については、ベルギーメディア『GVA』が「彼は2022/23シーズン終了後までのレンタル移籍により、KVCウェステルローに加入する。買い取りオプション行使の場合には、新たに2年契約を結ぶことになる」と報じている。

　なおKVCウェステルローは今季ここまでベルギー1部リーグで10勝4分9敗。優勝プレーオフ圏内の4位クラブ・ブルッヘから勝ち点6差の7位につけている。松尾佑介が今季終了後にKVCウェステルローとの2年契約を勝ち取るか注目が集まる。