モンスターエナジー・ヤマハMotoGPが2022年型『YZR-M1』公開。クアルタラロとモルビデリでタイトル防衛目指す
2月4日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているモンスターエナジー・ヤマハMotoGPは、2022年シーズンに使用するMotoGPマシン『ヤマハYZR-M1』を公開した。
ヤマハ発動機株式会社は、Yamaha Factory Racing MotoGP TeamとしてMotoGPクラスに参戦。2019年からはアメリカの清涼飲料水メーカー、モンスターエナジーをメインスポンサーに迎えて『モンスターエナジー・ヤマハMotoGP』としてエントリーしている。
2021年シーズンは18戦中6度のポールポジションと6勝を記録する速さを見せ、ファビオ・クアルタラロがチャンピオンに輝いた。
2022年もクアルタラロが継続参戦し、昨年のシーズン途中にサテライトのペトロナス・ヤマハSRTから昇格したフランコ・モルビデリもチームに残る。
クアルタラロは、2019年にペトロナス・ヤマハSRTからMotoGPクラスに昇格。初年度は7度の表彰台でランキング5位、2020年は3勝でランキング8位となった。そして、2021年はモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに加入し、5勝を含む10度の表彰台に上ってタイトルを獲得した。
モルビデリは2018年にMotoGPクラスに昇格。ホンダ機を駆った参戦初年度にはルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しており、2019年からペトロナス・ヤマハSRTに移籍した。
2019年は表彰台には届かずランキング10位、2020年は2度のポールポジションと3勝を含む5度の表彰台でランキング2位と飛躍を遂げた。2021年は3位表彰台を1度獲得したが、怪我で数戦欠場。第14戦サンマリノGPからはマーベリック・ビニャーレスが移籍したことからモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに加入し、ランキング17位でシーズンを終えた。
テストライダーは昨年からチームに加入したカル・クラッチローが継続する。クラッチローは公式のIRTAテストやヤマハのプライベートテストにも参加し、ワイルドカード参戦やヤマハのライダーが欠場を余儀なくされた場合には代役参戦する可能性がある。
また、ヤマハ発動機の鷲見祟宏氏がモータースポーツ開発部部長に任命された。リン・ジャービスがヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクター、マッシモ・メレガリがチームディレクターを務めることには変わりない。
お披露目されたマシンのカラーリングは今年もほとんど変更がなく、ブラックとブルーを基調としたデザインで、モンスターエナジーのロゴがカウルに掲げられた。
さらに、バレンティーノ・ロッシのブランドであるVR46レーシングアパレルとの提携を継続するため、公式チームウェアにロゴが掲げられる。
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