「フェラーリF1は強い政治力を身につける必要がある」代表、不正疑惑騒動はライバルたちの策略と主張
フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、チームはF1における政治ゲームに熟達する必要があると述べている。2019年のフェラーリは、その分野でライバルチームたちに引けを取っていたというのだ。
昨年、フェラーリはシーズン後半に不正行為を行っているという疑惑を持たれた。その問題から、フェラーリにはライバルに対し戦略として政治的駆け引きを用いるという点で弱点があることが露呈したと、ビノットは考えている。
昨年のサマーブレイク後にフェラーリがパフォーマンスを上げたことから、チームのパワーユニットの合法性に疑問が投げかけられたため、FIAは一連の技術指示書を発行することを余儀なくされた。その技術指示書によって、フェラーリのマシンパワーは抑制されることになったとの見方もなされている。
当時ビノットは不正を否定し、フェラーリは夏の間のエンジン開発によって、ライバルチームを上回ったにすぎないと主張した。
しかし噂によってフェラーリは大きく混乱させられた。それがライバールチームたちによってもたらされた憶測の、真の目的だったのだと、ビノットは言う。
「彼らは我々を名指しして非難した。プレッシャーを与えるためだ」とビノットは『Motorsport-total.com』に語った。
「インタビューではあらゆる質問に答えなければならない。だが(あの当時)質問にはある傾向があった。我々はそれに耐えなければならなかった」
ビノットの考えでは、後になってみれば、そうしたすべてが政治的駆け引きであり、その点においてフェラーリの対応は芳しくなかったという。
「F1での挑戦は技術と競技だけではない。そこには政治的駆け引きもあるのだ。そのことで、シーズン中に我々の弱点のひとつが露呈してしまった可能性がある」とビノットは付け加えた。
「我々は政治的駆け引きについては十分な力がない。だが、そうしたことに我々よりも長けている人々がいる。彼らはメディアを使ってプレッシャーをかけてくるのだ」
「将来はどのように駆け引きをし、対処することができるか学ばなければならない。これもシーズン中におけるパワーバランスの一部だからだ」
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