ジェフ千葉から加入の小森飛絢は退団?シントトロイデンが広島FWに関心か
2025年4月29日(火)9時4分 FOOTBALL TRIBE

日本代表DF谷口彰悟ら日本人選手を多く抱えるシント=トロイデンVV(STVV)は、ベルギー2部降格の危機に直面する中、サンフレッチェ広島所属FW中村草太に関心を寄せている可能性がある模様。現在、ジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍中のFW小森飛絢にかわるストライカ−として迎え入れるかもしれない。
ベルギーメディア『Voetbal』は4月28日に「STVVが新たなストライカ−の獲得を模索中」とリポート。候補のひとりとして中村の名前を挙げているが、「中村にはスコットランド1部ハーツも彼に関心を示している。現時点で彼に対して最も具体的な動きを見せているのは、UAE1部アル・アインだ」と、争奪戦になる可能性もあわせて伝えている。
また、同メディアは中村と広島の契約期間を「2027年なかばまで残っている」と報道。市場価値が20万ユーロ(約3,200万円)であることを踏まえて、「これまで日本人選手の獲得で非常に良い経験を積んできたSTVVにとって、金銭的に手が届く範囲だ」と、条件面で獲得可能との認識を示した。
一方で千葉からSTVVへの期限付き移籍期間が2025年6月までである小森は、2024シーズンにJ2得点王のタイトルを獲得したものの、ベルギー1部リーグのレギュラーシーズンでは4試合の途中出場でノーゴールと結果を残せず、残留プレーオフではここまで全4試合で出番がない。
現地では28日時点で小森の去就について報じられていないが、監督交代後も出場機会を得られていないだけに、2024/25シーズン終了後のSTVV退団、千葉への復帰や他クラブへ移籍の可能性は十分考えられる。
なお、STVVは残留プレーオフ4試合を終えて、自動残留ラインから勝ち点2差。自動降格ラインから勝ち点4差であるが、このままだと2部上位クラブとの入れ替え戦に回る。チームの成績や小森の起用法、それに中村の去就に注目が集まりそうだ。