ウイリアムズF1、トップ3に追いつくことを望むも中団での戦いが熾烈になると予想
ウイリアムズF1のテクニカルディレクターを務めるパディ・ロウは、ウイリアムズの新型マシン『FW41』によってチームのパフォーマンスレベルを向上させたいと切望している。しかし中団グループのライバルたちとの競争は熾烈になるとも予想する。
15日夕方に、ウイリアムズはロンドンで2018年型マシンの画像を発表した。アグレッシブで大胆なデザインのマシンは、2017年初頭にチームに加入したロウが初めて指揮をとったものだ。
比較して考えるとフォース・インディア、マクラーレン、ルノーのようなチームとの激しい争いになるとロウは予想しているが、55歳のロウの最大の目標は、ウイリアムズとトップ3チームとの差を減らすことにあるという。
「我々は向上するだけではなく、段階的変化の要素を達成しようとしている」とロウは説明した。
「(2017年の)我々はトップチームからラップあたり2秒程度遅れていた。その差を大幅に縮めたいと考えている。そこで段階的変化を遂げることを期待しているのだ」
「我々は上位に食い込みたいと願っているが、そこに到るまでには信じられないほど激しい競争があると認識している」
「先頭の3チームは、明らかに上位の地位を確立させている。フォース・インディアは昨年素晴らしい仕事をし、チャンピオンシップで我々を打ち負かした」
「これまでと違うエンジンを積んだマクラーレンは脅威になるだろう。そしてルノーが浮上してきている。これですでに9チーム中6チームと我々は競争していることになる。何ごとにも油断することはできない」
ロウはまた、チームはシミュレーション上のパフォーマンス目標にはほぼ到達しているものの、今もなお『FW41』のデザインを最適化する過程にあると語った。
「大まかに言えば目標は達成したが、我々は常に最後までプッシュしていくのだ」とロウ。
「トンネルの中で何かを発見し、『最初のレースまでに達成できるだろうか?』というような段階があった」
「チーム内部で設定したパフォーマンス目標は達成したが、いくつか注意すべき点がある。そうした目標は十分に意欲的なものか、また、コース上で再現できるかということだ。それは後にならなければ分からない」
「我々が予測し得る要素のひとつは、絶対的なパフォーマンスだ。他のチームが何をやってきたかは予想できないので、3位や4位、5位になりたいなどと言うのは控えたい。一方で昨年ポールポジションを獲ったドライバーたちと比較して、どれだけラップタイムを向上できるかということは見たいと思う」
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