ピレリF1、全23戦の指定タイヤコンパウンドを発表。ドライバーごとの選択はなし
F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、2月19日、2021年F1全23戦に関してそれぞれの週末に使用するタイヤコンパウンドを発表した。
ほとんどのグランプリが2020年あるいは2019年のチョイスと同じだが、アゼルバイジャンとブラジルについては、1段階ソフト寄りに変更された。
パンデミックの影響でロジスティクス面での困難が予想されるため、F1競技規則において、タイヤ選択に関する変更がなされた。2019年には、ヨーロッパのグランプリについては8週間前、それ以外のグランプリにおいては14週間前に、グランプリに持ち込まれるタイヤコンパウンドのチョイスがなされ、ドライバーごとに異なる選択をすることが可能だった。しかし、今年はすでに全23戦のコンパウンドが定められ、全ドライバーにハード2セット、ミディアム3セット、ソフト8セットが一律で提供されることが決まっている。ただし、ピレリとFIAは、レースの15日前までは選択を変更する権利を有している。
「現時点でシーズン通してのすべての選択を発表することで、チームとドライバーたちがプランを立てやすくなるとともに、昨年のようにカレンダーがCOVID-19の制限により変更を余儀なくされる場合に備えて、最大限の柔軟性を得ることができる」とピレリのF1およびカーレーシング責任者であるマリオ・イゾラはコメントした。
「昨年(2020年に開催されなかった場合は2019年)と同様の選択をしたため、チームはすでに持つ大量のデータに頼ることができる。ただ、2戦に関してはソフト寄りに変更した。アゼルバイジャンでは前回C2ハードが使用されなかったため、最もソフトな組み合わせ、C3/C4/C5の組み合わせを選んだ。ブラジルでは、前回はハードタイヤとしてC1を選んだが、ミディアムの摩耗について特に大きな利点が見られなかったため、今年はC2/C3/C4を使うことにした。いずれの場合も、ソフト寄りのコンパウンドを選んだことで、レースの戦略の幅がより一層広がることになるだろう」
新たにカレンダーに加わるオランダGPにはC1/C2/C3が、サウジアラビアGPにはC2/C3/C4が選ばれた。なお、まだ開催地の正式決定がなされていない第3戦についても、ポルトガルGPとして、C1/C2/C3が選択されている。
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