アルファロメオ、最新SUV『トナーレ』に“ヴェローチェ・スマート・パッケージ”を160台限定導入
アルファロメオの次世代ミドルサイズSUV『アルファロメオ・トナーレ』に、ドライブレコーダーやETC車載器を搭載した限定モデル“Veloce Smart Package(ヴェローチェ・スマート・パッケージ)”が登場。マイルドハイブリッド(MHEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の双方に設定され、2月23日(金)から発売開始となる。
昨年1月にも日本上陸を果たしたアルファロメオの新型SUVは、その登場時に世界初の新規軸としてブロックチェーン・テクノロジーを活用して購入時に車両を認証し、ライフサイクルとともにブロックチェーン上の情報を更新することで残存価値保護を図る“NFT(非代替性トークン)デジタル証明書”を備える(本国仕様)など、技術面でも革新的な1台として話題を呼んだ。
エクステリアでは“GTライン”と名付けられたショルダーウエスト部に、かつての『ジュリアGT』を、全体のワイドなボリューム感と官能性では『8Cコンペティツィオーネ』など、自動車史にその名を連ねるモデルたちを引用。象徴となる“シールド(盾)”も従来のようにバンパーとの一体成形ではなく、独立したエレメントとして「浮かんでいるように見える」造形が採用された。
さらにフロントフェイスにおける大きな特徴となる“3+3”コンセプトを採用したヘッドライトは、こちらも『SZザガート』や『プロテオ・コンセプトカー』といったアイコンたちを再解釈した造形とし、リヤの左右を横断するように設置された正弦波形状のライトシグネチャーや、1960年代から採用されたテレフォンダイアルのテーマを現代的にアレンジしたホイールなど、クルマの世代とタイプは異なりながらも、イタリアン・デザインの特徴を組み合わせた魅力的な造形としている。
そのトナーレに設定された今回の限定モデルは、人気アクセサリーのアルファロメオ純正クラウド型ドライブレコーダーおよびETCを搭載しつつ、通常モデルの“Veloce”より6万円安い価格設定とされた。
そのうえで、車両前後および側面方向を監視するフロントカメラとインテリジェント・アダプティブ・クルーズコントロール(IAAC)やレーン・センタリング(LC)システムを組み合わせたレベル2を実現する新しいADAS(先進運転支援)システム、交通弱者に配慮した自動緊急ブレーキ、ドライバー眠気検知、そしてテールゲートを介してリヤシートに置いた荷物を検出する機能などあらゆるドライバーアシスタントも備える。
■電動化されたふたつのパワートレイン
パワートレインはすべて電動化されており、MHEVの“ハイブリッド・ヴェローチェ”では新開発された160PSの4気筒1.5リッター・ハイブリッドVGT(可変ジオメトリーターボ)ガソリンに350barの直噴インジェクションを採用し、7速デュアルクラッチ・トランスミッションを組み合わせる。さらにエンジンを停止した状態でも走行可能な『P2』電気モーターを搭載し、高電圧の48V仕様で15kW/55Nmを発生。WLTCモードの燃料消費率で16.7km/Lの省燃費性能を実現する。
一方、PHEVとなる“プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ”には15.5kWhのバッテリーが搭載され、WLTCモードで72kmのEV走行が可能に。フロントにトラクションを供給する1.3リットル・マルチエアーターボガソリンエンジンと、リヤに搭載する最大出力94kw/250Nmのモーターを組み合わせ、総出力280PSのパワフルなドライビング体験を可能とし、0-100km/h加速はわずか6.2秒の俊足を誇る。
今回の限定モデル発表に際して(A)Comfortバージョンと、(B)Drivingバージョンからなる「選べる成約プレゼント」も設定され、前者は人気オフィシャルグッズ3点とイタリア・フィレンツェ発のルームフレグランスブランド『DR. VRANJES(ドットール・ヴラニエス)』のディフューザー250mlを。後者は日本発のライフスタイルブランド『NEGRONI(ネグローニ)』とのコラボレーションから誕生した、アルファロメオ・オリジナルドライビングシューズがプレゼントされる。
前述のとおりMHEVの『ハイブリッド・ヴェローチェ・スマート・パッケージ』は、限定100台の導入で604万円、同じくPHEVとなる『プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ・スマート・パッケージ』は限定60台で756万円(いずれも税込)となっている。
公式サイト:https://www.alfaromeo-jp.com/models/special-series/tonale-smartpackage
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