ドゥカティ、フランセスコ・バニャイアと2024年まで一番乗りの契約更新。2023年MotoGPラインアップは4人決定
2月21日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているドゥカティ・コルセは、ファクトリーチームのドゥカティ・レノボ・チームで起用するフランセスコ・バニャイアとの間で2023年から2024年まで、2年間の契約更新を行ったと発表した。
25歳のイタリア人ライダーであるバニャイアは、2013年にMoto3クラスでデビューを果たすと2016年に2勝を含む6度の表彰台でランキング4位となる。その翌2017年からMoto2クラスにステップアップし、ランキング5位、2018年は8勝を含む12度の表彰台でチャンピオンに輝いた。
そして2019年からドゥカティのサテライトチームであるプラマック・レーシングからMotoGPクラスに昇格。2年間参戦したが2020年に1度の2位表彰台を獲得するに留まった。
しかし、2021年はファクトリーチームのドゥカティ・レノボ・チームのライダーに抜擢され、6度のポールポジション、4勝を含む9度の表彰台でランキング2位を獲得。コンストラクターズチャンピオンとチームチャンピオンのタイトル獲得に貢献した。
そんなバニャイアが2022年一番乗りで契約を更新。開幕前にしてドゥカティのファクトリーチームと2023年から2024年まで契約を更新した。
現在、ほとんどのMotoGPライダーが2022年までの契約を結んでいるが、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は2024年まで、フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は2023年、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が2024年まで継続参戦することが決定している。
■フランセスコ・バニャイア
「ドゥカティのライダーになることが、いつも僕の夢だった。ドゥカティ・レノボ・チームから、さらに2年間参戦できることになり、誇りと幸せを感じる。ファクトリーチームでは落ち着いた雰囲気を見つけることができた。チームとの一体感を感じることができ、一緒に素晴らしい結果を出すことができると確信している」
「今はチャンピオンシップで上手くやるために集中するだけだ。クラウディオ・ドミニカリ、ジジ・ダリーニャ、パオロ・チャバッティ、ダビデ・タルドッツィ、そしてすべてのスタッフたちに心から感謝したい。トラックで素晴らしい結果を出して、全ての信頼に応えられるようにしたい」
■ルイジ・ダリーニャ(ドゥカティ・コルセ ゼネラルマネージャー)
「バニャイアをさらに2シーズン起用できることを大変嬉しく思う。2019年に加入して以降、ペッコはその素晴らしい才能を発揮し、デスモセディチGPを大変上手く解釈する手段を知り、あらゆる状況において適応している。特に昨シーズンは、その走りを発揮し、タイトル争いをするところまで、本当に重要な成長を遂げた」
「アラゴン、ミサノ、ポルティマオ、バレンシアで素晴らしい勝利を4度達成したことは、ライダーとして成熟した証拠だ。これらの資質により、彼がタイトルに向けて、我々と一緒に戦うことができるすべてのポテンシャルを持っていると確信している」
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